感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ホレイシア
4
読んだ当時、ちゃんとわかったかどうかは甚だ怪しいが、高校生に読ませるだけの力があった。2008/01/04
di3301
1
1984年発行。新聞社の外信部における、東南アジア軽視で、特派員も短期で交代してしまう風潮の弊害を指摘。システムの不在、用語のニュアンスのずれ、庶民を泣かせる流言蜚語などをテーマに、タイやベトナムでの取材の難しさが語られる。「報道は一方通行の業務ではない。読者のある種の積極性と双務のうえに成り立つものであり、私たちの役割の限界は、結局のところ、その積極性をさらに刺激する材料を提供することにとどまる」(p.183)2015/09/14