中公新書<br> 住まい方の思想 - 私の場をいかにつくるか

中公新書
住まい方の思想 - 私の場をいかにつくるか

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121007025
  • NDC分類 597

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ハパナ

4
ボリューム的にそんなに多くは無い新書(30年前)ではあるのですが、じっくり読む機会にこの本を手に取れて良かったです。とにかく良い。その中でも本文より抜粋。「私的な生活領域を生産の論理にあけわたす」「時間軸の中における自己表現、つまり個人史の確認」「ぼくにとって家とは、船のように時間の海に浮かんでいる存在である。」「今日の都市型住宅において必要なのは、私性を、ともすれば抑圧的に働きがちな社会性からいったん切断することである。」広さや元手に制限のある中での取捨選択。何に重きを置くのか。その必然性を感じました。2016/01/03

marukuso

3
和室、リビング、子供部屋、書斎、どれも家の重要な部屋である。それぞれ求められる役割が違うし、各部屋の大きさはバランスをとる必要がある。部屋が果たすべき役割がそれぞれあって、家の奥深さを知る。2018/08/15

ロバーツ

1
リーディングハニーで読むつもりが、結局熟読。2021/08/09

Ishida Satoshi

0
読了。詩人であり建築家による著書。玄関、居間、厨房、寝室、書斎、子供部屋、冷暖房、収納と…日常の住まいのあり方を具体的でわかり易く語ってくれます。著者はフランス哲学者のバシュラールを引用し、家は人間にとって、日常の具体性にかかわる最大のものであり、「魂の容器」であると位置づけます。住宅建築や設計を単なる技術を超えた思想と捉え、公共性の高い場所とは異なる個人住宅を構成する一つ一つを考察します。幸福を生む住宅とは、住み手の一人一人が「ここが私の場所だ」と心の底から感じられる空間を作ること。終の住処はどうありた

くらひで

0
 個人住宅や老人福祉施設など「人が快くたむろする小空間を作り出す」ことにこだわった設計士の著書。玄関、居間、食堂など各部屋の機能・あるべき設計の理念などをエッセイ風にまとめている。映画の話を織り交えているが、逆に論点が広がりすぎ、散漫になっている。  「建築の設計は究極的には技術ではなく、思想である、と悟った」という著者の各部屋に対する考え方が読み取れる。  2013/03/05

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