感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
飯田健雄
39
メルボルンの日本人補習校にあったので読んだ。マッカーサーがフィリピンを脱出した時、対日反攻の司令部になったのがメルボルン、1980年代には東京銀行のオーストラリア支店となっていた。東京裁判では、シドニー・ウェッブが裁判長、彼は、ブリスベーンの判事だった。そこで、わたしも、当時、ブリスベーンのシドニー・ウェッブ宅を訪れた事もある。司令部はメルボルンからブリスベーンに移るが、この時、マッカーサーは、彼に会ったと思う。皆が、田舎者の判事がなぜ、極東裁判の判事に?マッカーサーが彼を推挙したのが、私の憶測です。2017/05/05
fseigojp
16
ラスト・エンペラーを見たあとの復習 そして 日本の一番長い日リメイクを見るまえの予習 事後立法とか、司法取引とかは、いまだに納得がいかないが 国策捜査と同一趣旨だったのだろう つまり洗脳、一罰百戒2015/08/28
こまったまこ
10
非常に分かりやすい。濃密なドラマを見ているよう。東京裁判を検証する内容かと思って手に取ったが、物語風だったので驚いた。マッカーサーが厚木飛行場に降りたところから始まり、東条、木戸、重光、キーナン、清瀬、ウェッブなどあらゆるところにカメラが回り、それぞれのドラマが展開されかなり面白い。ただ最初は本当にこんなこと言ったのか?と創作部分にかなり戸惑った。しかし各個人の思惑や状況がかなり詳細に描かれており、また日記からの引用もあり、かなり興味深い内容だった。益々この裁判が茶番であったことが分かり腹立たしいが。2015/09/06
くらうん
6
東京裁判の詳細がよく分かる内容だった。裁判に関係する人の心情や人柄がおもしろい。2023/03/08
ごん
4
同じ著者の「太平洋戦争」に続いて読んでます。昔読んだことがあるのか思いだせませんが、引き続き下巻を読んでいきます。2023/08/14