感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たみ
16
奥付によると初版は1968年。著者は学生時代にトルコに1年住み、帰国後に就職したもののトルコに「帰る」ために退職、刊行時は日本トルコ協会理事・トルコ語教師。著者さんあなた…言っちゃあ悪いけどトルコ好きをこじらせてらっしゃいますね…。全体から「トルコ大好き!」が滲み出ているので、読んでる私もごく自然に「うわぁ今忙しいのに何しにきたチムール!」と叫びたくなりました。パンに揚げ魚を挟んだ食べ物(鯖サンド?)や、チャイハネ(喫茶店)での雑談が載っているのも楽しい。イスタンブールは猫パラダイスなんだって、いいなあ!2015/02/27
jj
4
1968年初版。親日国であり反露国トルコ。トルコの教科書には日露戦争 日本海海戦が掲載され、日本人を見かけるとトーゴー元帥の話をしてくるという。ボスポラス海峡に橋が架かる前の時代の紀行。このタイムスリップ感が心地よい。2019/10/04
ホークムーンmk2
2
再読。 学生時代の私にトルコという中東の国へ目を向けさせた一冊。 現在のトルコはどう見てもアタチュルク建国の精神を忘れているように思えてならない。多種多様な文化の十字路、魅力のイスタンブール、コーランの詠唱、あれだけ人を魅了するこの国、現状を思うと悲しみを禁じ得ない。2016/10/12
蘭奢待
1
トルコ好き著者によるルポ。2018/02/25