感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
SOHSA
25
《譲受本》知人から譲り受け、暫く積読状態だったが、イスラム関連で漸く手にとった。本書は1965年初版であり内容に隔世の感があるが、その分、独立後間もないクウェートの躍動感がありありと感じられる。オイルマネーの力によって世界最高水準の社会福祉を実現し、周辺アラブ諸国とも円満な関係を保っているところで本書は終わっている。 その後に起こる湾岸戦争の気配はこの当時はもちろんまだない。日本にとって中東の国々は非常に重要だが、その割に私達日本人の関心がそれほど高くないのはやはり残念だ。2018/01/14