中公新書<br> 古墳の発掘

中公新書
古墳の発掘

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  • サイズ 新書判/ページ数 213p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121000651
  • NDC分類 210.2

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hyena_no_papa

2
古墳の入門書を読んだ人なら、続けて読んでほしい森浩一氏の一冊。古墳はその形を見るだけでは、学問的知見が少ししか得られない。学術的発掘によって様々なことが判明するし、それ以前に周辺のトレンチ調査などでもかなりのことがわかる。古墳の築造についての考察も述べられるが、一番印象に残る箇所は、「古墳の破壊」。高度成長期、新幹線や高速道路用の土取工事によって数多くの古墳が破壊された。中でも世界遺産に登録された百舌鳥古墳群中の大塚山古墳の破壊である。恐らくは天皇家の一員であったろう人物の墓が無残にも破壊され府営住宅に。2019/08/03

くまきん

1
明日は高安古墳群の横穴式石室を見に行こうかな...と思い立った日の夕方、長瀬は大学通りにある古書店の店頭の五冊¥300コーナーで、この本と運命的な出会いをしたのである(笑)この本が最初に出版された頃は高度成長期のイケイケの時代。昔の墓だか何だか知らないけれど、新幹線走らすんじゃ、高速作るんじゃ、団地作るんじゃ...と言う大義名分で古墳が破壊された頃、森先生はすごい危機感を持って古墳の保存に奔走されていたのだなぁと言う事がひしひしと感じられる。ああ、これだけのスペースでは足らん!2015/03/27

Takashi 

0
再読。古墳の保存のために情熱を注いだ若き日の著者の気概が、手に取るように伝わってくる。古墳築造尺度は晋尺、五条野丸山古墳の被葬者は欽明大王とした推定など、随所に盛り込まれた筆者の推定は、その後の古墳研究に与えたインパクトも大きかった。行政を経験した後、改めて読むと、また違った側面から筆者のお叱りが聞こえてくるようだった。この志は忘れまじ。2014/03/02

讃壽鐵朗

0
この本を読んで以後、古墳探訪を開始した記念すべき著書。

takao

0
ふむ2024/12/26

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