をんごく

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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784041142653
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

嫁さんは、死んでもまだこの世にうろついているんだよ――

大正時代末期、大阪船場。画家の壮一郎は、妻・倭子の死を受け入れられずにいた。
未練から巫女に降霊を頼んだがうまくいかず、「奥さんは普通の霊とは違う」と警告を受ける。
巫女の懸念は現実となり、壮一郎のもとに倭子が現われるが、その声や気配は歪なものであった。
倭子の霊について探る壮一郎は、顔のない存在「エリマキ」と出会う。
エリマキは死を自覚していない霊を喰って生きていると言い、
倭子の霊を狙うが、大勢の“何か”に阻まれてしまう。
壮一郎とエリマキは怪現象の謎を追ううち、忌まわしい事実に直面する――。

家に、死んだはずの妻がいる。
この世に留めるのは、未練か、呪いか。


選考委員満場一致、大絶賛!
第43回横溝正史ミステリ&ホラー大賞 史上初の三冠受賞作!

内容説明

大正時代末期、大阪船場。画家の壮一郎は、妻・倭子の死を受け入れられずにいた。未練から巫女に降霊を頼んだがうまくいかず、「普通の霊とは違う」と警告を受ける。懸念は現実となり、壮一郎のもとに倭子が現われるが、その声や気配は歪なものであった。倭子の霊について探る壮一郎は、顔のない「エリマキ」と出会う。エリマキは死を自覚していない霊を喰って腹を満たしていると言い、倭子の霊を狙うが、大勢の“何か”に阻まれてしまう。ふたりは怪現象の謎を追ううち、忌まわしい事実に直面する。

著者等紹介

北沢陶[キタザワトウ]
大阪府出身。イギリス・ニューカッスル大学大学院英文学・英語研究科修士課程修了。2023年、「をんごく」で第43回横溝正史ミステリ&ホラー大賞“大賞”“読者賞”“カクヨム賞”をトリプル受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

378
毎年、横溝正史ミステリ&ホラー大賞を楽しみにしています。第43回横溝正史ミステリ&ホラー大賞 史上初の三冠受賞作ということで、期待して読みました。凄く怖くはないですが、文章が巧みな正統派夫婦愛ホラーの秀作、三冠受賞も納得です。受賞後第一作にも期待したいと思います。 https://www.kadokawa.co.jp/product/322306001322/2023/11/15

パトラッシュ

330
横溝正史ミステリ&ホラー大賞受賞作だが、小説としてはミステリでもホラーでもない。魑魅魍魎が跋扈する世界で謎解きなど無意味だし、小泉八雲に比べても怖さはほとんど感じられないのだ。むしろ大阪の商家に代々伝わる商売繁盛への妄執が生んだ、狂気と破滅の物語か。その系譜から逃げ出した語り手の画家は、関東大震災で帰阪したため再び因縁の蜘蛛の糸に絡めとられてしまった。亡妻成仏のため巫女とエリマキと共に奔走する姿は、神仏の力で支えられてきた過去の日本が科学力で崩されるのを象徴しているのか。もっとも悲惨なのは義兄かと思えた。2024/02/25

yukaring

211
大正時代の大阪船場が舞台のレトロな雰囲気の怪異譚。妻の死を受け入れられず巫女に降霊を依頼した画家の壮一郎。しかし降霊は失敗「普通の霊とは違う」と警告を受ける。そんな彼の周囲で起こる怪現象。霊でもいいから妻・倭子に会いたい彼だが、妻の声や気配は段々と歪になっていき・・。理由を探る中で壮一郎は顔のない男"エリマキ"と出会う。エリマキは死を自覚していない魂を喰らう人外の存在。巫女の密子とエリマキと一緒に家の忌まわしい秘密を暴いていく壮一郎。登場人物たちの活き活きとしたキャラがとても魅力的なホラーミステリだった。2023/11/17

ぽんすけ

210
心霊ホラー本。全体を通して淋しさとかやるせなさとかなんといもいえない感覚が付きまとう。時代を大正に設定してあるのも良くて、現代を生きる我々にとって適度な古さというのが色々想像を掻き立てさせられる。当時少し街をはずれると街灯がないとか、今とは比べられないくらい夜は闇で、日常のあちこちに影が溶け込んでる感じがすごくよく出ていた。この非日常の最たる存在のエリマキもいい味を出していて、その存在自体が謎であるにも関わらず人間と同じような情動を持つ存在で、壮一郎との関わりの中で己が何者か知るという展開がすごくよかった2025/03/10

reo

171
幼馴染の妻倭子の死があまりにも唐突過ぎ忘れられないでいた壮一郎。死者を呼び寄せる力のある巫女に、倭子を呼んでもらうが、巫女が言うには「奥さんの霊、何や降ろしにくいんですわ…」と。中盤から後半にかけての流れは、死者を喰らう”エリマキ”と壮一郎と巫女とで、倭子がこの世に残した怨念を探るというミステリー仕立て。ま、読みやすいので楽しめる。夜中に読んだが特に怖さは感じなかった😅2024/04/20

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