感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
111
1929年の大恐慌についてのさまざまな記事やレポートを掲載しています。一人の人が書いたのではなく、ドキュメンタリーということでの集成です。10月にいったん最初は銀行の努力などによって株価が下げ止まったものの、それがまた落ち込んでいく様子がよく分かります。臨場感があふれています。やはり現場の声というものはそのときの状況を十分に表しています。後でさまざまな経済学者が分析しているのもいいのですが、このようなドキュメントもいいと感じました。確か円論事件のときの映画を見た記憶があるのですがよかったと思います。2016/01/05