出版社内容情報
「終わりなんかじゃない。あたしの旅は、まだ始まったばっかりだ!」
シャール、ジャダ、さくらが訪れたのは、台湾。
食、物、歴史、そして人との出会いが、新たな気づきとなる――。
大人気「マカン・マラン」
開店10周年でなんと新作発売!
【目次】
内容説明
終わりなんかじゃない。私たちの旅は、まだ始まったばっかりだ。シャール、ジャダ、さくらが訪れたのは、台湾。食、物、歴史、そして人との新たな出会い―。大人気「マカン・マラン」開店10周年でなんと新作発売!
著者等紹介
古内一絵[フルウチカズエ]
東京都生まれ。映画会社勤務を経て、中国語翻訳者に。第五回ポプラ社小説大賞特別賞を受賞し、2011年にデビュー。2017年『フラダン』で第六回JBBY賞(文学作品部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
あすなろ@no book, no life.
156
なんと10年を記念しての登場である。それも今年の僕の経験のベストに入りそうな台湾における複数の物語なのである。これは買うしかないと早速購入。一気に読み耽った。シャール達は勿論であるが、彼等を通じて見て旅を体験出来た本作品はとても楽しかった。これは、並の台湾紀行書やガイドブックよりも優れているし、更に旅情募る一冊である。更に僕にとってみれば、フライトも同じ航路であった故、その先の空気感と想像が渦巻いたのであった。末尾の謝辞にて古内氏は、またいつのいつの日かシャール達との再会がある様に書かれているが是非2025/10/19
ちょろこ
139
癒しの一冊。今作は台湾での休日物語。シャールさんはどこにいてもシャールさんだと噛み締める。食はもちろん、出会いと台湾の歴史をきちんと自分の中に"気づき"として取り込んでいく姿、広い視野で物事を捉えている姿に何度も癒された。医食同源の素晴らしさ。自分を労わることを一番大切に。そして自分が得たものを次は大切な誰かへ…遠く離れた地からだって届けてくれる言葉のプレゼントに心はほっこり、湯気に包まれた。柳田先生の存在感もやっぱり最高。年末はずっと一緒に笑っていて欲しい。沁み渡る言葉の栄養。これぞ読むビタミン癒し本。2025/11/26
おしゃべりメガネ
114
『マカン・マラン』開店(刊行)より記念すべき10周年にこちらのスピンオフが読めるとは感無量ですね。シリーズ4作より、少し間が空いての本作ですが主人公「シャール」さんはじめ、常連のレギュラーメンバーは皆さん、お元気そうで何より。奇しくも今、何かと話題の台湾を舞台に綴られているパートもあり、不思議な縁を感じます。台湾の歴史やあらゆる物事への考え方、姿勢、文化など学ばせてもらいました。本作を読むと改めて健康であるコトの大切さ、ありがたみが十分に伝わります。エピローグの雰囲気が本作ならではでとってもステキでした。2025/11/22
buchipanda3
102
シャールさんの滋味深い言葉を再び味わえて嬉しい。番外篇、いつもと違う舞台、台湾での旅情と食事がじんわりと沁み込んできた。柳田がお針子たちに引きずられて退場する姿は相変わらずだ。そして過去にシャールさんの優しさと強さに触れた面々の今も描かれる。人は簡単には変われない。日々の中で臆病にも不安にもなる。でも彷徨いながらもかつての夜食の温かさが心を取り戻させる、そう自らの足で。「あら、幸せこそ、手軽であるべきよ」。終篇はまさに女王の休日。それはかつての自分を受け入れこの先の自分を迎えるかのよう。新たな旅に向けて。2025/11/20
みゆ
84
シャールさんにまた会えた~ヽ(^o^)丿 台湾で休暇を過ごすシャールさんにライター・さくらと妹分・ジャダが合流。台湾の魅力がたっぷり詰まった本編4話に、行きたくなること間違いなし('∇^d)☆!! でも一番心に残ったのはエピローグでの柳田との会話だな。幸せってそれを受け取る自分次第だよね(o^^o) 2025/11/08
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