秘曲金色姫

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秘曲金色姫

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  • サイズ 46判/ページ数 320p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784120059001
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

秘すれば、花なり――。
そう微笑んだ彼女は、美しかった。
この世のものではあり得ぬほどに。

「パパの死体を捨てるの、手伝ってくれない?」
2021年、コロナ禍の新宿トーヨコ。
茨城を飛び出したジローは、キャイコと名乗る少女と出会い死体遺棄に協力する。
キャイコはなぜ父親を殺したのか、そしてジローはなぜ彼女を救ったのか?
その答えは、遠い昔に失われたはずの能曲「金色姫」に秘められていた。
足利、豊臣、徳川。時代を超えて権力者を魅了したその舞が令和の新宿に顕現するとき、約500年にわたる祈りの物語が収束する。
気鋭のSF作家による、能楽×サスペンス×百合クロニクル、開幕!

内容説明

「パパの死体を捨てるの、手伝ってくれない?」2021年、新宿・トー横。SNSで知り合った女性・キャイコに請われ、ジローは死体遺棄に協力する。キャイコはなぜ父を殺したのか。ジローはなぜ彼女を救うのか。その答えは遠い昔に失われたはずの能曲「金色姫」に秘められていた。室町から、戦国、江戸、大正、昭和、令和とその先へ。時を超えて紡がれる能楽スペクタクル!失われた能曲が謡うのは、不老長寿の祈りか、世界を滅ぼす呪いか。気鋭のSF作家による能楽×サスペンス×百合クロニクル開幕!

著者等紹介

柴田勝家[シバタカツイエ]
1987年、東京都生まれ。作家。2014年「ニルヤの島」で第2回ハヤカワSFコンテスト大賞を受賞しデビュー。2018年「雲南省スー族におけるVR技術の使用例」で第49回星雲賞日本短篇部門を受賞。2021年、「アメリカン・ブッダ」で第52回星雲賞日本短篇部門を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

女神の巡礼者

6
面白かったというか、あやかしの世界に迷いこんでしまい、不可思議な時間を過ごした感じでしたが、最後には作者の掌で転がされていたことに気付かされて唖然。時と登場人物が異なるいくつもの断章が、蚕の吐き出す絹糸が絡み合って糸となるように収束していき結末を迎えましたが、これはミステリ小説だったのか、それとも幻想的な伝奇小説なのか、あるいは二人の少女が辿った数奇な人生の物語だったのか。読み終わった今でも確信が持てないのは、作者の術中にはまったままだからなのでしょうか。とにかくジャンルを越えた傑作でした。2025/05/27

Hanna

5
能楽「秘曲金色姫」を題材にしたミステリー。殺人から始まり、あちゃ~と思ったものの、そんなに怖いことはなくホッ。。。2025/05/12

雪駄

4
いい話だとは思うけど、ニルヤの島大好きの自分としてはコレジャナイ感がある。これは柴田勝家にしか書けない!って感じがない…期待している大きな部分がないように感じる。ただエモさはある。うーん。ちょっと残念な気分。2025/06/05

chuji

2
久喜市立中央図書館の本。2025年3月初版。書き下ろし。トー横キッズと安田財閥と徳川光圀が能の演目「金色姫」で繋がる譚。柴田さん初読みです。著者名が「柴田勝家」ってスゲー!2025/06/14

moon-shot

2
柴田さんの本格伝奇小説。途中でひねってくるかと思っていたら極めてまっとうに終わった。いきなり舞台が火星に跳んだりみたいなことはありません。物足りないと感じるか堪能したと感じるか。ともあれ、常陸国に伝わる金色姫伝説と能曲の世界を上手く組み合わせて、「秘すれば花」どころか知った者は殺されると言う恐ろしき秘曲金色姫を巡る、格調高い転生譚に仕立て上げています。一つ難を言えば、物語の前後で登場人物のキャラ変わりすぎてないか?いきなり同一人物と言われても~。まあ意外性はありましたけど。エンディングはとても美しいです。2025/05/19

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