わたしは楳図かずお―マンガから芸術へ

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わたしは楳図かずお―マンガから芸術へ

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  • サイズ A5判/ページ数 256p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120058943
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

2023年に読売新聞で連載された「時代の証言者/楳図かずお 『怖い!』は生きる力」を再構成し、大幅加筆。
伝説となったユニークなエピソード満載で、生前の著者が自ら語り、聞き手の記者が可能なかぎり裏付け調査をおこなった「決定版自伝」。
美麗な絵柄とトラウマ必至のホラー描写。
怖いだけでないすぐれた心理描写に、宇宙規模の圧倒的なストーリーテリング。
多彩な「楳図ワールド」を縦横に語り、解説する。

デビュー前の回覧肉筆同人誌「漫画展覧会」の貴重なカラー図版も収載。

内容説明

かつて日本中のこどもたちを恐怖のどん底に陥れた天才マンガ家が語った父と母、自然、文明、そしてマンガのこと―。最初で最後の本格的自伝。デビュー前の肉筆回覧誌「漫画展覧会」から貴重な作品2点をカラー図版で完全収載。

目次

第1章 恐怖マンガの時代 1936~1968(生い立ち;手塚治虫と出会う;デビュー ほか)
第2章 心理サスペンスの時代 1969~1981(おろち;イアラ;アゲイン ほか)
第3章 人類滅亡SFの時代 1982~2024(わたしは真悟;へび女の復活;神の左手悪魔の右手 ほか)
楳図かずおの森―聞き書きインタビューを終えて(石田汗太)

著者等紹介

楳図かずお[ウメズカズオ]
1936年9月3日、和歌山県に生まれる。55年「森の兄妹」でマンガ家デビュー。60年代に少女誌で恐怖マンガブームを巻き起こし、70年代以後はスケールの大きいSFや、ギャグ分野でも数々の傑作を生み出す。2022年に連作絵画「ZOKU‐SHINGO」を発表し、芸術へ創作活動を広げる。「漂流教室」などで小学館漫画賞(1975年)、「わたしは真悟」で仏アングレーム国際漫画祭遺産賞(2018年)を受賞。2024年10月28日、88歳で死去

石田汗太[イシダカンタ]
読売新聞東京本社編集局文化部記者。1960年、東京に生まれる。84年に読売新聞社入社、94年から文化部で文芸、マンガ、サブカルチャーなどを担当。中央公論新社文庫統括本部長などを経て、2017年から23年まで文化部編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

nonpono

85
わたしは楳図かずおの熱心な読者ではないが、子供心にあの怖い絵は脳裏に焼き付いているし、若い頃にはよくテレビで見ていた。昨年、死に際を読んで興味を抱いた。最後に財団を作り、痛い治療は嫌いだから避けて、おにぎりを食べて亡くなったという様が。本書によると最期の言葉は、「おいしい」と知る。本書を読み、改めて楳図かずお作品を読んでみたくなった。奈良に生まれ、手塚治虫に憧れ上京。「世間や編集部にどう思われようと、僕のホラーを支持してくれたのは読者の皆さんです。」に痺れた。そして挿入されている絵の美しさに魅了された。2025/06/14

bura

79
「流行を正反対にひっくり返すのは、ずっと昔からぼくの発想の基本なのです。」楳図かずおが自分の生涯を語りながら生み出した漫画について事細かに解説。聞き手の記者石田汗太がそのコメントをきちんと裏取りし一冊の自伝に仕上げている。「半魚人」「赤んぼ少女」「猫目小僧」「おろち」「アゲイン」「まことちゃん」「漂流教室」「わたしは真吾」「14歳」…。悉く読んだ漫画だ。全ての作品が逆転の発想から誕生していると言う。こんな想いで描いていたのか。この本を読み、私は楳図かずおの漫画が好きだったと改めて想いを寄せてしまった。2025/10/30

keroppi

76
楳図かずおが亡くなる前に、このようなインタビューがなされていたのは結果的に幸運なことであったと言えるだろう。生い立ちから、作品への思い、最晩年の「楳図かずお大美術展」まで語り尽くす。手塚治虫との関係やなぜ漫画を描かなくなってしまったのかということ等、これまで知らなかったことがかなり語られている。後書で「まだ続きぐあるかもしれません」と語っていたが、この一ヶ月後には亡くなってしまう。これを読むと、楳図かずおの漫画を読み返したくなってくる。2025/05/17

道楽モン

67
自伝的聞き書きが、結果的にキャリアの最晩年に刊行された。楳図かずおは、手塚治虫と双璧をなす天才であったが、孤高の作風であるために直接的な後継者を残せない。まさに唯一無二の存在だった。個人的には『漂流教室』の連載をリアルタイムで読み、その後の名作群も週刊連載で親しんだ。連載誌面では他の連載陣を尻目に、彼の圧倒的で異様な存在感は最後まで揺るがなかったのが素晴らしい。本書において、彼のテーマとしているものが必然的であり、まさに未来を予見していながらも、作家性の芯である自己の内面の問題であることを吐露している。2025/05/31

よこたん

44
“つまり、「追っかければギャグ、追っかけられれば恐怖」なんですよ。同じ物事を、違う方向から見ているだけです。” 親戚の古い家の、薄暗い部屋に置いてあった怖いマンガを思い出す。嫌だなあと思いつつも、行くとつい見てしまう。おそらく『へび女』だったのだろう。楳図かずおさんが奈良に縁が深い方だと、数年前の訃報で知った。深い山の中での幼少期の暮らしは、不思議な話、奇妙な光景と常に隣り合わせで、独特の感性を持った母親の影響もかなり色濃く受けられたような印象だ。引用されているマンガの一場面が、おどろおどろしくも美しい。2025/10/18

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