出版社内容情報
太陽姫・アライスのもと、光神サマーアを打ち砕き、王国に太陽を取り戻したケナファ騎士団。
革命前後の物語をアーディン以下六人の士隊長が語るスピンオフ短篇集。書き下ろし短篇収録。
「世界で一番速い馬」――第四士隊長シャローム
「天下無敵の大盗賊」――第五士隊長ハーシン
「汝、異端を恐るることなかれ」――第六士隊長トバイット
「あの日溜まりの中にいる」――第三士隊長イヴェト
「約束」――第二士隊長ラファス
「手紙」――第一士隊長アーディン
書き下ろし短篇「世界で一番速い馬 reprise」
内容説明
それでも彼らは夢を見る。これからも走り続ける。救国軍の中心・ケナファ騎士団六人の士隊長たちの物語。青空を取り戻した人たち番外短篇集。書き下ろし短篇「世界で一番速い馬reprise」を収録。
著者等紹介
多崎礼[タサキレイ]
2月20日生まれ。2006年、『煌夜祭』で第二回C★NOVELS大賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
misa*
36
大好きなシリーズ「夢の上」の外伝。サウガ城の六騎将の一人一人の短編なんだけど、アーディンとトバイット以外は案外本編でもそんなに登場してないイメージ。ましてや第三士隊長イヴェトに関してはお初?くらい知らなかったかも。でもイヴェトの短編「あの日溜まりの中にいる」が個人的には一番好きかも。そして、あの夜明けを見た日からの日々が綴られているところも見所。多崎さんの世界観は、圧倒される。そして登場人物一人一人の背景もしっかりしててキャラ達も素敵だし、文句なしのファンタジー作品。2025/02/15
よっち
25
太陽姫アライスのもと、光神サマーアを打ち砕き、王国に太陽を取り戻したケナファ騎士団。革命前後の物語をアーディン以下六人の士隊長が語るスピンオフ短篇集。シャロームの姉シャルカの悲劇、ハーシンの親は天下の大義賊、変態医師トバイットと無口なイヴェト、イヴェトと弟思いな姉の関係、ラファスの仲良し家族、アーディンとデュシス語で書かれた手紙。意外とケナファ出身が少なく、様々な想いを胸に抱いて願いを叶えるために戦ったサウガ城の六騎将の生い立ちや所属に至るまでを掘り下げるエピソード集で、これを最後に読めて良かったですね。2025/03/27
MERIKO
6
ケナファ騎士団の6人の騎士隊長それぞれのお話。すごくすごく面白かった。本編の中で活躍する彼らのことを深く知れてこの物語をますます好きになりました。アーディンは中年になっても相変わらず魅力的でイズガータの娘まで心を虜にさせられてしまうほどの良い男。両親の事知れて良かったね。彼には幸せになって欲しいと心から思います。個人的にイヴェトのお話がすごく好き。イヴェトと変態医師と言われるトバイットとの関係性もすごく素敵。トバイットの医師としての腕の良さのルーツを知ることができて感動しました。とても素敵な物語でした。2025/03/25
スイBLスキー
4
全シリーズ読了。素敵な物語だった。はやり生き物の話しにはググッと引き寄せられてしまうな。一本映画を観終わった感じだ(๑´ڡ`๑)2025/05/07
YABI-chan
1
本編ではあまり語られることのなかった六騎将の話。みんなそそれぞれ抱えてる過去があって、それを受け止めてくれるケナファ素敵。どの話も好きだったけど、やっぱりトバイット推し。昔から変人なのかと思っていたから、意外と真面目でびっくり。ラファスの話も好きだった。人は目標があると強くなれるってこの夢の上シリーズでたくさん学んだ。王になったアライスの頑張りと変わらずそばにダカールがいることが嬉しかった。アーディンはきっとイケおじなんだろう。文章から素敵さが伝わってくる。わたしも一緒に馬に乗せておくれ2025/04/22
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