出版社内容情報
我々は何のために小説を書くのか。良い批評とは何か。重要なのは細部か全体か――。世界的な日本人作家三人が語り合う鼎談「文学者とは」をはじめ、文学をめぐる対話全五編を初集成。〈解説〉阿部公彦
【安部公房生誕百年・三島由紀夫生誕百年・大江健三郎生誕九十年記念出版】
内容説明
五つの対話を初集成。
目次
文学者とは(文学者を志した動機;既成文壇について ほか)
現代作家はかく考える(作家と批評家の関係;作品の細部と全体 ほか)
短編小説の可能性(変革期の文学形式;開いた短編と閉じた短編 ほか)
二十世紀の文学(セックスの問題;言語の疑わしさ ほか)
対談(チェコ 演劇 三島由紀夫;共同体 マルケス 小説 ほか)
著者等紹介
安部公房[アベコウボウ]
1924年、東京生まれ。少年期を満州で過ごす。東京大学医学部卒業。48年「終りし道の標べに」で作家デビュー。小説のみならず、演劇・映画など幅広く活動した。主な著書に『壁』(芥川賞)『砂の女』(読売文学賞)「友達」(戯曲・谷崎潤一郎賞)「緑色のストッキング」(戯曲・読売文学賞)など。93年死去
三島由紀夫[ミシマユキオ]
1925年、東京生まれ。東京大学法学部卒業。10代前半から小説を発表し、44年『花ざかりの森』を刊行。47年大蔵省に入り翌年退官。主な著書に『潮騒』(新潮社文学賞)『白蟻の巣』(岸田演劇賞)『金閣寺』(読売文学賞)『絹と明察』(毎日芸術賞)など。68年「楯の会」を結成し、70年自衛隊市ヶ谷駐屯地で自決
大江健三郎[オオエケンザブロウ]
1935年、愛媛県生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。在学中の57年、「奇妙な仕事」で作家デビュー。94年にノーベル文学賞を受賞。主な著書に『飼育』(芥川賞)『個人的な体験』(新潮社文学賞)『万延元年のフットボール』(谷崎潤一郎賞)『洪水はわが魂に及び』(野間文芸賞)など。2023年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パトラッシュ
壱萬参仟縁
道楽モン
ぐうぐう
やまねっと
-
- 電子書籍
- 立ち食い&回転寿司 名店100 首都圏…