出版社内容情報
故郷を滅ぼされ、復讐のため後宮へ上がったハウファは、不死身の光神王を倒す法を求め、文書館の地下深くに隠された建国の秘史に至る。やがて彼女は神宿の御子を産むが、同じ日に第一王妃のもとにも王子が誕生していた……。多崎礼、もうひとつの革命の物語。
中公文庫『夢の上 夜を統べる王と六つの輝晶 2』を改題し、書き下ろし番外短篇「輝晶の欠片 伴走者の遺言」を新たに収録。
内容説明
光神王を暗殺するため後宮へ上がったハウファは、文書館の地下深くに隠された建国の秘史に迫る。書き下ろし短篇「輝晶の欠片 伴走者の遺言」を収録。
著者等紹介
多崎礼[タサキレイ]
2月20日生まれ。2006年、『煌夜祭』で第二回C★NOVELS大賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よーよー
40
革命」の足音が響き始める第2巻。ファンタジーの醍醐味である 「未知の大陸」の登場に、抑えきれない高揚感を覚える。前巻で撒か れた種が、時を超え、場所を変えて芽吹く瞬間の鮮やかさは圧巻だ。 「あの出来事の裏側には、こんな真実が隠されていたのか」という驚 きが、バラバラだった物語を一つの巨大な核心へと収束させていく。 多崎礼が描くỈ密な世界の繋がりを目の当たりにし、ニヤリとせずに はいられない。運命の歯車が激しく回り出す中、物語はいよいよ後半 へ。最終巻に向け、期待は膨らむばかりだ。2026/03/04
misa*
36
光神王を暗殺するため後宮へと上がったハウファの復讐魂には、途中途中で涙が滲んだ。そして今作も身分の差を突きつけられる恋模様。言葉にしたいのに伝えられない、伝えたらいけないといった迷いの想いが溢れていて読んでるこちらも胸が苦しくなる。そして多崎さんの作風といってもいい、どん底から這い上がる泥臭い強さと野望には息をのんでしまう。愛するものを救うため、己を導くため、後悔も過ちも、みんな自分の一部だ。どんなに愚かで醜くても、これが私だ!と向かっていく様は素敵すぎる。揺れ動く人間ならではの感情が壮絶に描かれている。2024/10/16
よっち
33
故郷アウニール領を滅ぼされた復讐のため、光神王の後宮に入ったハウファ。王を殺せるのは王の子のみと知らされ王の子アライスを産む第2弾。ハウファにより明らかになってゆく過去、同じ日に第一妃にも王子ツェドカが生まれてしまい、アライスとツェドカを育む複雑な心境の結末。そしてイズガータとアーディーンの関係性に似ているアライスとダカールのエピソード。結ばれない身分差の恋にはなかなか辛いものがありますが、物語が核心に迫る中でダカール視点のエピソードは影憑きについて語られていて、これはこれで印象的なものになっていました。2024/10/08
まっちゃん
8
光神王への復讐を胸に嫁いだアライスの母・ハウファと、アライス(シアラ)の友となった影憑きでもある騎士・ダカールの夢。前作とストーリーは重なるけれど、違う視点で夢を見られるので鮮烈だった。どの夢も美しくて愛おしい。次巻で本編最終とのことでこのまま続きへ。2025/06/19
mikeko
7
R6年10月初版、10ヶ月後に一読。★シリーズ2冊目。ハウファとダカールの視点を中心にした2編と幕間3編。アルニールでの幸せな日々が突然奪われたハウファ。ケナファ候の館でイズガーダに慕われながら暮らしていたある日、六大主教の1人、エトラヘブ卿の思惑により光神王の後宮へと入る。復讐を決意した彼女が後宮でどうなっていくのか気になりつつ読んだ。ダカールは生まれながら影に憑かれ、1人の時空に2つの意識が押し込まれている。影は時空を求めるが恐い存在ではなく、伴奏者という存在。時空、影。印象的な言葉だ。★次に進もう。2025/08/19




