出版社内容情報
孤高の少女時代からモード帝国を築くまでが、自身の肉声により甦る。清新な全訳と綿密な注釈により恋愛遍歴や交友録が明らかに。唯一の回想録。
内容説明
人生がわかるのは逆境の時よ。孤独な少女は、女のからだを自由にした。そして「皆殺しの天使」と呼ばれた。自らの歩みを、自身の言葉で回想。唯一無二の語り下ろし。
目次
ひとり
少女ココ
コンピエーニュからポーへ
パリへ
カンボン通り
イタリア旅行
ミシア
ふたたびパリ
ディアギレフ
ド・シュヴィニエ夫人
ピカソ
フォラン
フォブール・サン=トノレ
一九二二年
シンプル・ライフ
クチュリエ的ポエジー
富について
社会事業
ストラヴィンスキー
社交人士
あわれな女たち
モード、あるいわ失われるための創作について
ある最後の王
さよならはいわない
著者等紹介
モラン,ポール[モラン,ポール] [Morand,Paul]
1888‐1976パリ生まれ、フランスの作家。20代の若さで外交官となり、世界各地を旅して、小説から評論までコスモポリットな作品を残した。1922年にだした小説『夜ひらく』で一躍文壇にデビューし、ダンディな風姿で20年代パリ社交界の寵児となった。この頃コクトーたちをとおしてシャネルと知り合う。第二次大戦の折りにヴィシー政権の外交官を務め、パリ解放とともに国外追放の身となってスイスに長く滞在。このときシャネルと再会して聞き書きスタイルのシャネル伝をのこす。ド・ゴールの引退とともにパリに復帰、1968年、アカデミー会員となる
山田登世子[ヤマダトヨコ]
福岡県生まれ。フランス文学者。愛知淑徳大学名誉教授。ファッション、ブランド、メディア、リゾートなど、近代フランス文化史をベースにした著書多数。いろいろな本のなかでシャネルを語る。パリを舞台にした恋愛小説も書いた。2016年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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