出版社内容情報
浅草の薬種問屋で火事が起き、二体の骸があがった。定町廻同心の惣十郎は犯人を捕らえるが、黒幕の存在が明らかに。罪を見つめて、人を憎まず。捕物帳の新たな傑作が誕生!
内容説明
罪を見つめて、人を憎まず―その男、服部惣十郎。浅草の火事で二体の骸があがった。同心の惣十郎は犯人を捕らえるが、指示役の足取りは掴めない。一方、町医者の梨春は惣十郎の調べを手伝う傍ら、小児医療書を翻訳刊行せんと奔走していた。事件を追ううちに、惣十郎がたどり着いた驚愕の真実とは。信じるもののため、あがく先に正義はあるのか―。改革の嵐が吹き荒れ、疫病が日常をおびやかす江戸後期。捕物帳の新たな傑作誕生!
著者等紹介
木内昇[キウチノボリ]
1967年、東京都生まれ。2004年『新選組 幕末の青嵐』で小説家デビュー。11年に『漂砂のうたう』で直木賞を、14年に『櫛挽道守』で中央公論文芸賞、柴田錬三郎賞、親鸞賞の三賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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