出版社内容情報
昭憲皇太后崩御110年。明治天皇を温かく支え、皇室の伝統を尊重しつつ革新へと大きく一歩を踏み出したその事蹟を、歌とともに辿る。好評の『敷島の道に架ける橋――英語で伝えたい明治天皇百首』と同じく、ハロルド・ライトの半世紀余りにわたる訳業から御歌100首を精選し、対訳形式で味わう。解説・永田紅。
内容説明
昭憲皇太后の約三万首の御歌から精選された魅力あふれる百首を、好評『敷島の道に架ける橋』に続き、美しい英語との対訳形式で味わう。
目次
まごころの和歌―昭憲皇太后の御歌
“解説”皇后の心を写す三万首
昭憲皇太后百首―日英併記
著者等紹介
ライト,ハロルド[ライト,ハロルド] [Wright,Harold]
1931年アメリカ、オハイオ州生まれ。高校卒業後、海軍に入隊し、1952年に日本に派遣され、『万葉集』に出会う。除隊後、ハワイ大学へ進学し、日本文学(和歌)を専攻、さらに60年にコロンビア大学大学院に進んで、ドナルド・キーンに師事する。62年にはフルブライト奨学生に選ばれ、慶應義塾大学文学部に学ぶ。1964年、明治神宮が東京オリンピックに際して明治天皇と昭憲皇太后の和歌数種の英訳を企画し、ドナルド・キーンが翻訳者として著者を推薦した。1965年よりオハイオ州立大学やアンティオーク大学で教授を務める。アンティオーク大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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