大江健三郎 江藤淳 全対話

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大江健三郎 江藤淳 全対話

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  • サイズ B6判/ページ数 208p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784120057502
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「現代をどう生きるか」ほか一九六〇年から七〇年の間に行われた対談全四篇を初集成。柄谷行人の同時代批評を併録。

〈解説〉平山周吉



【目次】*単行本初収録 

安保改定―われら若者は何をすべきか(1960年)*

現代の文学者と社会(1965年)

現代をどう生きるか(1968年)

『漱石とその時代』をめぐって(1970年)

〈同時代批評〉

二人の先行者――江藤・大江論争について(柄谷行人)

〈解説〉

対談が〝事件〟となる(平山周吉)

内容説明

現代をどう生きるか。初収録を含む対談全四篇。

目次

安保改定 われら若者は何をなすべきか(一九六〇年)(個人テロと集団テロ;デモは見るものではない ほか)
現代の文学者と社会(一九六五年)(文学者の社会的責任;作家の批評家への答え方 ほか)
現代をどう生きるか(一九六八年)(『万延元年のフットボール』の文体について;イマジネールな世界と客観性 ほか)
『漱石とその時代』をめぐって(一九七〇年)(『夏目漱石』から『漱石とその時代』へ;伝記と土地勘 ほか)
同時代批評 二人の先行者―江藤・大江論争について(柄谷行人)
解説 対談が“事件”となる(平山周吉)

著者等紹介

大江健三郎[オオエケンザブロウ]
作家。1935年愛媛県生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。在学中の57年、「奇妙な仕事」で作家デビュー。94年にノーベル文学賞を受賞。主な著書に『飼育』(芥川賞)『個人的な体験』(新潮社文学賞)『万延元年のフットボール』(谷崎潤一郎賞)など。2023年死去

江藤淳[エトウジュン]
文芸評論家。1932年東京生まれ。慶應義塾大学文学部英文科卒業。在学中に55年、「夏目漱石論」を発表し批評家デビュー。主な著書に『漱石とその時代』(菊池寛賞、野間文芸賞)『小林秀雄』(新潮社文学賞)など。1999年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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パトラッシュ

110
大江健三郎と江藤淳が政治的文学的に激しく対立していたのは有名だが、その2人が4回も対談していたとは。当然それは舌鋒鋭い批判の応酬となり、相手の作品を否定する有様は口角泡を飛ばす論戦と呼べる。しかし全編を通して読むと、正面から切り込んで技の限りを尽くして戦う剣豪の勝負に見えてくる。感情的にならず文学者としての立場と論点を守り、左右対立の激化した時代でも文学はいかにあるべきか考える基本点は一致していたようだ。特に議論された「他者」の問題は、これ以後の彼らの仕事にも大きな影響を与えるキーワードになったと思える。2024/03/31

no5uke

6
前読んだ大江と柄谷の対談より、幾分かスリリングで良かった。まだまだ戦前の文学を勉強すべきと思った。2024/07/02

hirayama46

4
大江健三郎と江藤淳の対談をまとめた本。初期はまだ志を同じくするところがありましたが、徐々に思想の相違が目立ってくるようになってきますね。どっちが正しいかというよりは互いに譲れない部分が相いれなくて終始噛み合わなかった印象でした。2024/12/31

belier

4
大江のエッセイを読むと江藤批判が端々に出てくるが、この対話集を読んでそれも当然と思った。水と油が対話したようなものだが、よく4回も対談が行われたものだ。大江は、江藤に辛辣に批判される中から、何かを学び取ろうとしたのだろうか。また、1971年に出た柄谷行人の批評も収められているが、こちらも大江に対して辛口だ。この時期、大江は小説より論説を書くことが多く、それが典型的な戦後民主主義者の視点から書かれていて、柄谷には不満だったのだろう。大江読者としては不愉快に感ずる本だが、興味深い内容ではあった。2024/07/23

mori-ful

4
たいへん厳しい『一族再会』など江藤の仕事への批判>「しかし、実のところあなたの他者は、「日本と私」に出てくる大家にしても、宿の女中にしても、お父さんにしても、それを読んでみると、小説家の水準からみればいかにも他者性の稀薄ななものです。江藤さんの恣意的な一面、江藤さんが大家なら大家の一面を恣意的にとり出して自己閉鎖的な感想を述べたにすぎない」(104頁)2024/04/24

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