風に立つ

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風に立つ

  • 柚月 裕子【著】
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  • サイズ A5判/ページ数 416p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120057281
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

問題を起こし家裁に送られてきた少年を一定期間預かる制度ーー補導委託の引受を突然申し出た父・孝雄。南部鉄器の職人としては一目置いているが、仕事一筋で決して良い親とは言えなかった父の思いもよらない行動に戸惑う悟。納得いかぬまま迎え入れることになった少年と工房で共に働き、同じ屋根の下で暮らすうちに、悟の心にも少しずつ変化が訪れて……。家族だからこそ、届かない想いと語られない過去がある。岩手・盛岡を舞台に、揺れ動く心の機微を掬いとる、著者会心の新たな代表作!

内容説明

問題を起こし家庭裁判所に送られてきた少年を一定期間預かる制度―補導委託の引受を突然申し出た父・孝雄。南部鉄器の職人としては一目置いているが、仕事一筋で決して良い親とは言えなかった父の思いもよらない行動に戸惑う悟。納得いかぬまま迎え入れることになった少年と工房で共に働き、同じ屋根の下で暮らすうちに、悟の心にも少しずつ変化が訪れて…。

著者等紹介

柚月裕子[ユズキユウコ]
1968年岩手県出身。2008年『臨床真理』で第7回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞しデビュー。13年『検事の本懐』で第15回大藪春彦賞、16年『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を受賞。18年『盤上の向日葵』で「2018年本屋大賞」2位(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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starbro

337
柚月 裕子は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。本書は、補導委託群像劇家族小説の佳作でした。但し、著者の作品としては物足りない感じです。本書で、「補導委託」という言葉を初めて知りました。 https://www.chuko.co.jp/tanko/2024/01/005728.html2024/01/23

パトラッシュ

270
補導委託を志願した職人親子の思いと葛藤の物語だが、過去の柚月作品に比べ軽く感じたのは否めない。新聞連載小説という性格上、全登場人物が理解し合うハッピーエンドとする必要性はわかるが、本当の意味での悪や不条理や狂気が全く出てこないのだ。本来なら春斗が孝雄の妻を殺し、春斗の父はどうしようもないクズ親で、孝雄と悟が本物の悪人は誰なのか裁判を通じて懊悩するドラマに仕立てただろう。しかし、そんな暗い話は願い下げな一般読者は、気持ちのいい本を読めたと満足するに違いない。広く受け入れられる模範的な大衆小説ではあるのだが。2024/02/05

いつでも母さん

211
ソフトな柚月作品。南部鉄器の職人の事、補導委託の取り組み、そして二組の父と息子・・家族の物語だった。人と人を繋ぐって、言葉にしなけりゃ伝わらないことはある。家族だって同じだ。良かれと思っては本当に子の為か?放任に見える子育ての真意は?幸せって・・何?家族の数だけ物語はあるのだ。本作はみんな良い人で恵まれた結末だった。頑張れ、春斗!と思うものの、私の欲する柚月さんはこれじゃないんだなぁ。ヒリヒリして、哀しい漢が読みたい。悩んでも救いが無くてもいいから・・って求めてしまうワガママ読者で申し訳ない。 2024/02/07

うっちー

183
親子関係は難しいのだろう。我が家はどうだったのか?孫と毎週戯れていられるのが幸せなのかと2024/02/08

hirokun

182
★4 今回この作品を読む中で、少年審判前の補導委託制度について初めて知った。この制度により委託を受けた少年と家族の触れ合いを通じて人生、一人の人間が持つ奥深さを描く家族小説。柚月さんの小説には珍しく悪人の登場しない、心温まる人間の素晴らしさにゆったりと浸ることが出来る小説で、心地よい読後感が得られた。最近の小説ではやたらと現代社会の課題を問題提起するものが多いが、今回のような作品も人を前向きにしてくれる。2024/02/11

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