出版社内容情報
長きにわたって日本人の暮らしに寄り添ってきた緑茶。糖尿病、動脈硬化、糖質異常、認知機能の低下、心のストレスやうつ症状、アレルギー……様々な病気の予防や健康維持に役立つ機能や効果が明らかになり、「最先端の健康飲料」として今、世界的に注目されている。静岡県立大学・茶学総合研究センター監修のもと、効果的な飲み方や楽しみ方を、イラストを豊富に用いながら紹介する。
内容説明
国立がん研究センターの分析によると、1日5杯以上緑茶を飲んでいる人の死亡リスクは、男女ともに低下。また、緑茶を飲む量や頻度が増えるほど、脳卒中や虚血性心疾患といった血管に関連する病気や、肺炎などの呼吸器疾患の死亡リスクが下がることが示されています。このようなデータを見ると、緑茶はたしかに私たちの健康に関係しているのではないかと推測できます。
目次
第1章 緑茶とはなにか?(緑茶を毎日飲む人ほど死亡リスクが低い!?;緑茶に含まれる成分は、まさに「健康オールスター」!;元々は薬として利用されていた!?お茶の歴史;すべてはひとつの「茶の樹」から!お茶の種類;求める効果や目的で緑茶の飲み方を変える!)
第2章 緑茶は病気に強い!(むし歯・歯周病;脂質異常症(血中コレステロールの異常)
糖尿病
アレルギー症状
感染症(免疫機能)
肥満(メタボリックシンドローム)
肝疾患(肝炎、脂肪肝など)
動脈硬化
将来に期待される効果 がん予防
将来に期待される効果 血圧の抑制
将来に期待される効果 脳卒中の障害軽減
将来に期待される効果 大腸炎の予防)
第3章 緑茶はカラダにいい!(よく眠れる;腸内環境が改善される;運動の疲労を軽減;運動の持久力を上げる;自律神経を整えてリラックス;口臭を予防する;肌を守る;二日酔いを予防する)
第4章 緑茶は老けにくい!(認知機能の低下予防;心のストレス軽減;ねむけうぃ解消する;うつ症状の軽減;将来に期待される効果 脳の老化を予防する)
第5章 緑茶は楽しい!(緑茶の種類別 成分と特徴;健康効果をパワーアップ!機能性緑茶飲料10選;緑茶の種類別 基本的な美味しい淹れ方;心もカラダも健康に!目的別 カラダによい緑茶の飲み方;飲むだけじゃない!?緑茶パワーの様々な利用法)
著者等紹介
中村順行[ナカムラヨリユキ]
静岡県立大学茶学総合研究センターセンター長。岩手大学大学院農学研究科修士課程修了。農学博士。静岡県農林技術研究所茶業研究センターでチャの育種分野を中心に研究を行い、おくひかり、さわみずか、山の息吹などの品種育成に携わったのち、2014年より現職。茶の生産・加工、機能性、マーケティングをテーマに幅広く活動している
海野けい子[ウンノケイコ]
静岡県立大学茶学総合研究センター客員准教授。静岡薬科大学薬学部卒業。薬学博士。静岡薬科大学助手、静岡県立大学薬学部准教授などを経て、2019年より現職。研究テーマは、老化およびストレスによる生体機能変化の解析、緑茶等の食品由裸成分の脳に対する抗老化作用に関する研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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