出版社内容情報
山の田んぼにいたかかしが、「世の中を見てみたい」と神さまに願ったら、足ができた!
かかしは、海に向かって旅に出る。しかし海までの道のりには都会があって――都会の窮屈さに苦しみながらも海を目指すかかし。果たして海を見ることはできるのか?
内容説明
ヨノナカハタノシイトコロ?かかしのゆめは、世の中を見ること。かみさまの力で足を持つことができたかかしは、海に向かって旅に出る。果たして海を見ることはできるのか―切なさと、やさしい心が沁みわたります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たーちゃん
13
息子は「かかしどうなっちゃうんだろ」と心配そうでした。2024/01/30
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
8
どこにも行けずその場所で立ったままのかかし。やってくるカラスからの話が楽しみで、世界には色々なことがあることを知る。世界を見てみたいと願うかかしに、カエルの神さまが願いを叶えてくれる。歩き出し色々なものと出会い、災難にもあい、自らが望んだ夢を叶える。夢のような出来事だけれど、ヒヨコのシールがかかしの冒険の印だ!2024/01/06
みう
6
再読。かかしが知りたいヨノナカとウミを見るために帰れなくなる覚悟で田んぼから旅立つ物語。かかしとカラス好きにおすすめ。2024/10/15
書の旅人
0
アニメ旧うる星やつらに出てくる、かかしの三四郎さんを思い出しました。郷里の隣町では、秋になるとかかし祭りが行われ、幼い頃の娘を連れて見に行ったものです。だからでしょうか…、私はかかしが好きで、分校館さんからの帰り道、安全を守るために道端で立ち続けている“かかしのおまわりさん”に通るたびに敬礼してます🫡本作は図書庵今テーマに引き続き、予定ですが次々回テーマで並べます。2025/03/11
asisa
0
山の田んぼにいたかかしが、「世の中を見てみたい」と神さまに願ったら、足ができた。かかしは、海に向かって旅に出る。しかし海までの道のりには都会があって…。切ない物語絵本。『朝日小学生新聞』掲載を加筆し書籍化。遠くへ行くと良いことも悪いこともある。本当に大切なことは何かを考えさせられる絵本でした。2025/02/19
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