マルタ騎士団―知られざる領土なき独立国

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マルタ騎士団―知られざる領土なき独立国

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  • サイズ A5判/ページ数 256p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120056598
  • NDC分類 237.9
  • Cコード C0022

出版社内容情報

聖ヨハネ騎士団(通称・マルタ騎士団)は、創設から約千年を経た今なお国際社会から独立国としてパスポートの発行を許され、1万人を超える騎士を擁する現存世界最古の騎士団である。テンプル騎士団、ドイツ騎士団と並ぶ中世ヨーロッパの三大騎士修道会の一つが、なぜ21世紀の現代まで存続し、国連に席を与えられ、100カ国以上と国交を結んでいるのだろうか? 謎に包まれた知られざる騎士の国、その栄光と流転の歴史を、日本国籍として約1世紀ぶりに騎士に叙任された筆者が紐解く。



緒言 救貧と信仰の守護者



歴史序章 十字軍(ヨーロッパ、1095-1099)



 叙説Ⅰ 騎士と騎士道、そして騎士団



歴史第一章 誕生(聖都エルサレム、1099-1149)



歴史第二章 防衛(シリア・パレスチナ地方、1150-1291)



歴史第三章 海へ(キプロス島、1291-1307)



歴史第四章 覇者(ロードス島、1307-1452)



歴史第五章 勝利(ロードス島、1453-1520)



 叙説Ⅱ マルタ騎士の戒律、そして一生



歴史第六章 死闘(ロードス島、1520-1522)



歴史第七章 家(マルタ島、1523-1564)



歴史第八章 大包囲(マルタ島、1564-1565)



歴史第九章 守護者(マルタ島、1565-1675)



 叙説Ⅲ マルタ騎士団総長列伝



歴史第十章 衰退(マルタ島 1675-1798)



歴史第十一章 漂流(ヨーロッパ、1798-1834)



歴史第十二章 再起(ローマ、1834-2012)



歴史終章 現代(全世界、2013-)



 叙説Ⅳ 「領土なき国家」としてのマルタ騎士団



後記 騎士から見たマルタ騎士団

内容説明

聖ヨハネ騎士団、ロードス騎士団の伝統を受け継ぎ一千年。現在、人道支援活動を続ける謎の国の流転と栄光の歴史をナイトに叙任された新進気鋭の物理工学者が紐解く。

目次

緒言 救貧と信仰の守護者
歴史序章 十字軍(ヨーロッパ・1095‐1099)
歴史第1章 誕生(聖都エルサレム・1099‐1149)
叙説1 騎士と騎士道、そして騎士団
歴史第2章 防衛(シリア・パレスチナ地方・1150‐1291)
歴史第3章 海へ(キプロス島・1291‐1307)
歴史第4章 覇者(ロードス島・1307‐1452)
歴史第5章 勝利(ロードス島・1453‐1520)
叙説2 マルタ騎士の戒律、そして一生
歴史第6章 死闘(ロードス島・1520‐1522)
歴史第7章 家(マルタ島・1523‐1564)
歴史第8章 大包囲(マルタ島・1564‐1565)
歴史第9章 守護者(マルタ島・1565‐1675)
叙説3 マルタ騎士団総長列伝
歴史第10章 衰退(マルタ島・1675‐1798)
歴史第11章 漂流(ヨーロッパ・1798‐1834)
歴史第12章 再起(ローマ・1834‐2012)
歴史終章 現代(全世界・2013‐)
叙説4 「領土なき国家」としてのマルタ騎士団
後記 騎士から見たマルタ騎士団

著者等紹介

武田秀太郎[タケダシュウタロウ]
1989年三重県生まれ。九州大学都市研究センター准教授。京都大学工学部卒業、ハーバード大学修士課程修了、京都大学エネルギー科学研究科博士後期課程短縮修了。MLA(サステナビリティ学)、博士(エネルギー科学)。京都大学在学中、東日本大震災に際し休学し陸上自衛隊予備自衛官として任官、復学後も青年海外協力隊員としてバングラデシュ赴任。国際原子力機関(IAEA)ウィーン本部における国連職員勤務を経て現職。2022年6月、日本国籍として90年ぶりにマルタ騎士(ナイト・オブ・マジストラル・グレース=主の恩寵の騎士)に叙任。専門は物理工学、サステナビリティ学。英国王立技芸協会フェロー、王立歴史学会正会員。文部科学省科学技術・学術審議会専門委員、京都フュージョニアリング社・共同創業者、一般社団法人計量サステナビリティ学機構・代表理事など。英国物理学会若手キャリア賞ほか受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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たま

63
図書館の新着棚で発見。マルタ騎士団ってヨーロッパ史のある時点で財産所領没収の上追放になり滅亡したと思っていたら、著者の武田さん(1989年三重県生まれ日本人)が現役騎士と言うので驚いた。エルサレムの聖ヨハネ騎士団に始まり、ロードス、マルタと歴史が(もちろんマルタ騎士団視点で)書かれている。ナポレオンにマルタ島を奪われフランスから追放された後、19世紀末の改革を経て現在は領土はないが独自の政府と軍隊!を有する「主権実体」として広汎な福祉活動に従事しているそうだ。国境を越えたネットワークのあり方が興味深い。2023/08/24

よむよむ

27
TBSの世界ふしぎ発見を観てマルタ騎士団の存在を知る。娘と二人で「そんなことってあるのっ?」と驚きの声をあげてしまったほど、現実に存在するとは信じられない団体?だった。さらに驚いたことに、そこに日本人が所属しているという。わーおな事実のオンパレードに検索の手が止められない。そのたった一人の日本人の騎士である武田氏の著者が本作。欧州の歴史は深い。『マルタ騎士団では選抜にあたり、単なる献金、寄付は病者・貧血者に対する功績として一切認めないという強い立場を取っており、純粋に自らの手で行った実績のみが評価される』2023/08/20

black_black

23
図書館本。マルタ騎士団とは中世から現代に至るまで連綿と続く組織であり、現代では領土を持たないまでも大使館を持ちパスポートまで発行する国家に近い集団だという。騎士団という響きには何だか形容し難いカッコ良さを感じてしまうわけですが、主にロードス・マルタを舞台にしたイスラム国家との戦いの歴史と騎士団の栄枯盛衰の一面の他に、貧者や病者への奉仕を信念とし、病院を中心に人道支援のノウハウを積み上げながら現代に至ってきた歩みの側面を知ることができた。写真や絵画などの視覚資料も充実していてなかなか面白かったです。2023/07/30

ようはん

18
第一回十字軍後に病院騎士団として創設され、対イスラム勢力としての活動から衰退、原点に戻ってからの現在に至るまでのマルタ騎士団の歴史。衰退期の迷走や同時期に創設されたテンプル騎士団の末路を思えば時代に応じての役割を変える事の難しさを感じる。 2024/05/27

ジュンジュン

18
エルサレムの小さな病院に献身する修道会として誕生したマルタ騎士団。エルサレム、ロードス島、マルタ島と渡り歩き、常に最前線で異教徒と戦ってきた中世の騎士は、気づけば時代に取り残された存在に。近代の開闢とともに消え去るかに思えたが、”原点回帰”、剣を捨て病人と貧民に奉仕する人道支援組織に改組。現代の騎士となる。召命とは神が人に使命を与え、これを召し出す(呼び出す)こと。マルタ騎士団の歩みは召命、神のお導きかもしれない。2023/09/19

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