出版社内容情報
日本の抱える問題と処方箋は、すでに出尽くしている。最大の問題は、現前に横たわる個々の課題をクリアした先にあるもの、すなわち日本が自らの強みを活かしてどのような経済社会を目指すのか、というビジョンが明確に示されていないことである。
例えば、政府の成長戦略には、「AI」「量子」といった先端テクノロジーの活用や、「スタートアップ振興」などのメニューが、ふんだんに盛り込まれている。しかし、それらはあくまで成長の手段であり、「部品」に過ぎない。それらをどう活かし、成長を成し遂げ、どのような社会を作り出すのか、という完成予想図こそが求められているのではないだろうか。(序章より)
内容説明
世界から「いて欲しい国、いなくては困る国」となるために日本の再興に向けた「最後のチャンス」を活かせ!
目次
序章 なすべきことをせず、日本は30年を「失った」(果たして「失われた30年」だったのか;日本が変われなかった理由 ほか)
第1章 課題解決を先送りし続けてきた「課題先進国」(先進国で独り伸び悩むGDP;賃金水準は20年間横ばい ほか)
第2章 日本の強みとは何か(目標が共有されれば、一気に進む国民性;日本人が知らない「恵まれた良い国」ニッポン ほか)
第3章 幸福と成長を達成する「生活者共創社会」(日本復活のキーワードは「生活者」;社会の安定と発展のカギは、個人の「幸福」と経済の「成長」 ほか)
第4章 生活者共創社会をいかに実現させるか(「生活者共創社会」の実現に向けて;日本らしいイノベーションが推進する「成長」 ほか)
著者等紹介
櫻田謙悟[サクラダケンゴ]
1956年東京都生まれ。78年早稲田大学商学部卒業、安田火災海上保険(現・損害保険ジャパン)入社。2010年損害保険ジャパン社長。12年NKSJホールディングス(現・SOMPOホールディングス)社長。19年4月より経済同友会代表幹事。22年よりSOMPOホールディングスグループCEO会長。内閣総理大臣が議長を務める「新しい資本主義実現会議」の有識者メンバー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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