出版社内容情報
手放すことをためわらず、変化をおそれずに、風とおしのいい毎日を送りたい。人生の再スタートに寄り添う、大人のためのエッセイ。
内容説明
手放すことをためらわず、変わることをおそれずに。人生の再スタート!風通しのいい日々を始めよう。
目次
その振込だいじょうぶ?
変わる本人確認
不要品の売買
捨てずに再利用
着ればわかる、処分する服
ずっと行っていない店
ヲタ活の終わり
争奪戦にさようなら
体力の切れ目
近くて遠い診療所〔ほか〕
著者等紹介
岸本葉子[キシモトヨウコ]
1961年鎌倉市生まれ。東京大学教養学部卒業。エッセイスト。会社勤務を経て、中国北京に留学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
42
著者の若い頃から読み続けているので、最近のエッセイでの心境や暮らしぶりの変化に感慨深い。無駄口の無いシャキッとした人という印象から、お喋りでおっちょこちょいの人になっています。特に印象的だったのがコロナ禍でのジム通い。今までの著者なら自粛したでしょう。今はダンスフィットネスにはまり、ジムのはしごまで!それなりに気をつけてるのでしょうが意外。役に立ったのは衣類の断捨離。外出時のお化粧を施して鏡の前で着てみる。いるいらないが愕然とわかるとのこと。早速やってみます。また親知らずの話では、私は4本健在なので微妙。2023/09/13
まる
40
後学のために。日経新聞の夕刊に連載されているエッセイ集。 やっぱりこのトシになると、眼、耳、歯、骨、そして筋肉も内臓も頭も、いろいろあちこち痛んできて、なんだかなぁなんだかなぁと思ってしまう。それを諦めたり抗したりするのではなく自然に受け入れて、できるなら老いを楽しめれば良いなあと。 岸本さんのエッセイの締めは「ぬか床」愛。夢中になれるものがあるのは良いことですね。2023/05/29
Karl Heintz Schneider
22
エッセイストの岸本葉子さんが日経新聞等に連載していたコラムの文章を一冊にまとめたものである。ジャンルは多岐にわたるが著者と同年齢の私には共感することばかり。フムフムと読み進めながらも一番腑に落ちたのは、やはり健康問題。40歳で入院し、1か月間無収入だった著者は再発防止のための予防措置は怠りない。一番は、とにかく体を冷やさないこと。寒い日は脱衣所と風呂場をヒーターで温め高い位置からシャワーでお湯を流し風呂場内の保湿効果を高める。当然、電気代・水道代・ガス代は高くつくが「病気するよりは安い」と、意に介さない。2023/05/02
カタコッタ
15
スルッと読めるいつもの岸本葉子さん。同世代のため共感する事多いです。ぬか床、私も増床してみます。2023/08/11
ときわ
14
岸本葉子さん初読。直前に読んだ北大路公子さんの著作が面白すぎて、本著はちょっと物足らない。 東大出身の著者でもそんな事がおありになるのね…みたいな仄暗く 意地悪な気持ちになったりするエピソードもあるけれど、タイトル通り「かろやか」で、爽やかで清潔な感じ。心がキレイとは言い切れない私には、眩し過ぎました。2023/06/17