「私のはなし 部落のはなし」の話

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「私のはなし 部落のはなし」の話

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  • サイズ 46判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784120056321
  • NDC分類 778.7
  • Cコード C0095

出版社内容情報

日本にいまだ残る「部落差別」を丸ごと見つめ、かつてないドキュメンタリー映画として多くの観客を集めた『私のはなし 部落のはなし』監督による初エッセイ。大阪芸術大学での原一男監督の講義から学んだこと、若松孝二監督の撮影現場での体験、屠場(とじょう)とそこで働く人々を写した『にくのひと』(2007年)が各地で上映され好評を博すも、劇場公開を断念せざるをえなかった経験、そこから十数年を経て、今作公開に至るまでの歩みを綴る。

プロデューサーの大島新氏、配給会社「東風」の木下繁貴氏との鼎談、角岡伸彦氏の解説を付す。

内容説明

大学時代に作った初作品、牛を食肉にする工程を撮った『にくのひと』の劇場公開が決まるも、抗議を受け、出演者との関係が崩れて封印。失意の日々の後、部落問題をテーマに再び取材を始め、『私のはなし 部落のはなし』が上映されるまで―あるドキュメンタリー作家の12年。

目次

1 映画にたどりつくまでの僕のはなし(『にくのひと』;大学卒業と辻智彦氏への弟子入り;『にくのひと』上映中止;「部落問題のドキュメンタリー映画」を作る)
2 『私のはなし 部落のはなし』(視えない部落問題を撮る―『にくのひと』から引き継いだもの;撮影;編集;上映)
3 『私のはなし 部落のはなし』をめぐる対話―大島新(プロデューサー)×木下繁貴(配給会社「東風」)×満若勇咲

著者等紹介

満若勇咲[ミツワカユウサク]
1986年京都府出身。2005年大阪芸術大学入学。映画監督の原一男が指導する記録映像コースでドキュメンタリー制作を学ぶ。在学中にドキュメンタリー映画『にくのひと』『父、好美の人生』(監督・撮影)を制作。映像制作・技術会社ハイクロスシネマトグラフィに参加後、TVドキュメンタリーの撮影を担当する。19年からフリーランスとして活動。主な撮影番組に「ジェイクとシャリース 僕は歌姫だった」(20/アメリカ国際フィルム・ビデオ祭ゴールド・カメラ賞)など。ドキュメンタリー批評雑誌『f/22』の編集長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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trazom

112
大阪芸大在学中に屠場を舞台にした「にくのひと」で注目されながら上映中止という蹉跌を経て、15年後「私のはなし 部落のはなし」を制作した著者。本書で、部落問題とドキュメンタリーのあり方に対する著者の考えが示される。「部落問題は差別する側のフィクションである」との仮説は深い。「差別されるかもしれないという漠然とした不安」に苛まれる部落の人たちの対話が中心の作品に、直接的な反差別のメッセージがないと批判を受けるも、「「答」を出すのではなく「問い」を立てること」というドキュメンタリー映画監督の信念を静かに語る。2023/06/04

今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン

18
部落について語ることがメインではなく、「私のはなし部落のはなし」というドキュメンタリー映画の作者による制作譚。映画ってこんなふうに作るのか、思考をいかに目に見えるものに作り上げていくのか、その工程は汎用性があると思えた。部落問題に携わるようになったきっかけが牛丼屋でのアルバイトとは。きっかけはどこにでも誰にでも同じようにある。「運命は出会いまで」というシュタイナーの言葉そのもの、ただの出会いをいかに切れないザイルに編み上げていくか、その意思を持てることこそがギフトなのだろうな。2023/12/21

ひさちゃん

7
一気読み。満若監督がこの映画制作にとう向き合ってきたのかが記されている。自分は映画好きで、特にドキュメンタリーが好きだ。もちろん、この映画も観た。観終わったあと、もやもやして完結せず、自分もこの対話の中に入り込んでいるのだと気づく。また、部落差別というテーマに限らず、この本にはドキュメンタリー映画をどう撮るかという監督の思いや考えも書かれていて、なるほどドキュメンタリー映画とはこうやって作られるのかと新鮮。今後の満若監督の作品が楽しみだ。そして、機会があれば再びこの映画を観たい。2023/03/01

せい

4
とても評判のよい映画のようだったので観たかったけど内容の関係で配信等の予定はないということだったから読んでみたが、映画をなぞる訳ではなく、思った以上の内容!ドキュメンタリーってそうやって作るんだなあという舞台裏が分かるし、なにより前作が関係者と拗れてお蔵入りになった若手監督が今度は対話をキーワードに(オープンダイアローグを参考にしたそうだ)再度部落差別という同じテーマの映画を撮るまでの人生の軌跡がとても面白い。まさに「わたしのはなし 部落のはなし」だ。監督の構えない姿勢の「柔らかさ」がとても印象に残る。2023/10/22

kentaro mori

3
p209からの満若監督から大島プロデューサー、配給会社・東風代表への追加質問が重要2023/05/14

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