出版社内容情報
子どもの毎日は、山あり谷あり。第一志望の学校に落ちた! 体育が好きになれない。大人になるって楽しい……? ストレス社会でがんばる子ほど肩の力がみるみる抜ける人気作家7人の迷回答
内容説明
勉強、友だち、未来のことで、心がしょんぼりしちゃうなら、7人の悩みの達人と、楽しくモヤモヤを見つめてみない?ひとりで落ちこむ前に笑いとヒントをあげる。
目次
1 学校・勉強への本音(夏休みの宿題、ギリギリやる派はダメ…?;遅刻癖が直りません ほか)
2 友だち付き合いのモヤモヤ(人といて沈黙が続くと焦ります;スマホのやりとり、やめどきがわからない! ほか)
3 めんどくさい星人(積極性がないとダメかなあ?;ダラダラしながらできる運動を教えて! ほか)
4 自分への不安(すぐクヨクヨしちゃいます;可愛くなるにはどうしたらいい? ほか)
5 将来・大人へのギモン(どうしたら夢って叶うの?;なんで大人はあんなに風呂が好きなんだ? ほか)
1 ~ 1件/全1件
- 評価
絵本と児童書が多い本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みかん🍊
101
子どもお悩み相談で字も大きいけど、真剣に相談に答えるのではなく内容は大人向けのエッセイ、お馴染みの作家陣がお題にそって好き勝手言っている、お目当てのしをんさんはやっぱり面白いし、角田さんや津村さんも個性的な目線でやっぱり作家さんはありきたりの答えじゃなく考え方が面白い、単語が出てきませんのしをんさんの回答、都合の悪い単語は出てこなくていい、祖母への対応には笑った。2023/02/09
Ikutan
70
タイトルは『子どもお悩み相談会』ですが、実は、『考えるマナー』と『楽しむマナー』からエッセイを抜粋して、編集部が新たに質問文や挿画を追加して再構成したもの。だからこれは大人むきかもしれませんね。なんと言っても、回答する執筆陣が豪華!その迷回答にそれぞれの性格や個性が出ていて楽しい。『考えるマナー』も『楽しむマナー』も既読だったのですが、すっかり忘れていたので、新鮮な気持ちで、くすりと笑ったり、なるほどと頷いたり。巻末には、子どもむけに七人の作家が紹介されていますよー。2023/02/28
ぶんこ
66
子ども向けと読み始めたら、角田光代さんの小学校美術部の夏休みの宿題が1枚の絵で「日本画か油絵」とあって驚嘆。思わず学校を調べてしまいました。私立のミッションスクールから始まったようです。それにしても凄い。他にも驚いたのが高橋秀実さん。「ヒデミ」とよんでいましたが「ヒデミネ」さんでした!また執筆陣の中で一番若いのが津村紀久子さんというのも驚き!全く違う感想ですが、東直子さんの「舌回し運動」、いいなと思い本の先を読みながらやってみたら意外と難しくて挫折。どの回答も表題通り「迷回答」で面白かったです。2023/04/16
花ママ
58
7人の作家さんが、子どものお悩みの相談にのるというタイトルに惹かれました。面白かったのですが、これは子どもというよりは大人向き、はたまた回答者の独白?三浦さんの回答には、笑わされ、角田さんの回答は生真面目な一面が垣間見えました。そして、作品読んだことない町田さんの回答は破天荒でした。2023/02/24
akihiko810/アカウント移行中
53
子どものささやかなお悩みに作家がゆるく答える。印象度B+ 作家たち(いい人選だ!)のユーモアあふれる回答は、完全に大人たちが「にやり」とするためのものだろう。このユーモアが心地よい。 角田光代は「夢は抱負を決めた数年後に叶う(ことが多い」と語っていて、なるほどと思った。町田康は「夏目漱石の没年・満49歳になったら、中身がおじさんになってないとまずい」と書いていて、少し笑った2023/10/12