出版社内容情報
夜空の星に心込めて近づくとき、星はその人の人生の苦楽を共にしてくれる。夜毎の空の美しさを、星々のエピソードや古今東西の詩文をまじえ語る星界日誌。
星を愛しつづけた詩人から、星を愛する人たちへの贈り物。秋・冬篇。〈9月~2月〉
巻末に国立天文台副台長・渡部潤一教授監修・解説の〈星空案内〉を収録。
内容説明
虫の音を聞きながらほの青く光る秋空を眺め、息づまるように美しい冬の星空に出会う。“星の抱影”が紡ぐ星日誌9月~2月を収録。
目次
九月
十月
十一月
十二月
一月
二月
著者等紹介
野尻抱影[ノジリホウエイ]
1885(明治18)年、横浜生まれ。神奈川一中時代、獅子座流星群の接近以来、星の虜となる。早稲田大学英文科卒業後、教職、雑誌編集に携わる一方、天文書多数を著述。生涯を通して星空のロマンと魅力を語り続けた。冥王星の命名者としても知られ、日本における天文ファンの裾野を広げた功績は大きく、「星の抱影」と称される。小説家、大佛次郎は実弟。1977(昭和52)年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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