出版社内容情報
16世紀以降、ナポレオン戦争、二度の大戦までの代表的な戦闘を「補給」という観点から徹底的に分析。補給の計画、実施、戦闘への影響を、弾薬、糧食等の具体的な数値と計算に基づいて説明。補給こそが戦いの勝敗を決するということを初めて明快に論じ、ロジスティクスの研究の先駆けとなった名著の第二版補遺(石津訳)と新たな解説を付す。
内容説明
何が勝敗を決定するのか?ロジスティクス研究の先駆けとなった本作品の第二版補遺(石津訳)と解説・原注・参考文献を増補。16世紀以降、ナポレオン戦争、二度の世界大戦までの戦闘を「補給」という観点から分析、兵站の計画、実施、戦闘への影響を、弾薬、糧食等の数値と計算に基づいて解説し、補給こそが戦いの勝敗を決することを、初めて明快に論じた名著。
目次
序章 戦史家の怠慢
第1章 一六~一七世紀の略奪戦争
第2章 軍事の天才ナポレオンと補給
第3章 鉄道全盛時代のモルトケ戦略
第4章 壮大な計画と貧弱な輸送と
第5章 自動車時代とヒトラーの失敗
第6章 ロンメルは名将だったか
第7章 主計兵による戦争
第8章 知性だけがすべてではない
第二版補遺―我々は今どこにいるのか?
著者等紹介
クレフェルト,マーチン・ファン[クレフェルト,マーチンファン] [Creveld,Martin van]
1946年、オランダ・ロッテルダムに生まれる。50年イスラエルに移民。64~69年エルサレムのヘブライ大学で学んだのち、ロンドン大学経済政治学学院で博士号を取得。現在ヘブライ大学歴史学部教授
石津朋之[イシズトモユキ]
防衛省防衛研究所戦史研究センター長。防衛庁防衛研究所(当時)入所後、ロンドン大学キングス・カレッジ戦争研究学部名誉客員研究員、英国王立統合軍防衛安保問題研究所(RUSI)客員研究員、シンガポール国立大学客員教授を歴任。放送大学非常勤講師。早稲田大学オープンカレッジ講師
佐藤佐三郎[サトウササブロウ]
1933年、静岡県小笠郡菊川町に生まれる。56年早稲田大学第一政治経済学部卒業、同年東洋経済新報社に入社し、国内産業、国際経済各担当記者、政経部長、「週刊東洋経済」編集長、関西支社長などを経て、93年同社を退社。以後フリー・ジャーナリストとして文筆・講演業に従事。2017年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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