『ニューヨーク・タイムズ』のドナルド・キーン

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  • サイズ 46判/ページ数 228p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120054983
  • NDC分類 934
  • Cコード C0098

出版社内容情報

知らなかった「キーンさん」がここにいる! 同時代のカワバタ、ミシマの話から「超大国日本論」、そして美味しい料理屋の紹介まで、本邦初訳の27編。これらは、ドナルド・キーンという類い希な日本文学者が、アメリカの読者に向かって日本をどう紹介したかを示すとともに、アメリカがどんな時に日本について知りたいと思ったか、日本文化を理解しようとしたかを示す、もう一つの戦後日米文化史でもある。

内容説明

生誕100年!知らなかった「キーンさん」がいる!同時代のカワバタ、ミシマの話から、日本文学者であることの「悩み」、戦後日本の社会時評、そして美味しい魚料理の店の紹介まで、アメリカの読者に向けて書かれた壮年期の27編。

目次

書評 『蓼喰ふ虫』May 8,1955
エッセイ 日本の小説についてJanuary 20,1957
書評 『野火』July 21,1957
書評 An Introduction to Haiku(『俳句入門』)March 8,1959
書評 『金閣寺』May 31,1959
エッセイ 日本文学の翻訳についてJuly 26,1959
書評 The Bridge of the Brocade Sash(『錦の帯の架け橋』)March 27,1960
エッセイ 日欧比較文化論March 27,1960
エッセイ 大歌舞伎、初のニューヨーク興行May 22,1960
エッセイ 戦後、日本人は変わったか?November 6,1960〔ほか〕

著者等紹介

キーン,ドナルド[キーン,ドナルド] [Keene,Donald]
1922年ニューヨーク生まれ。コロンビア大学、同大学院、ケンブリッジ大学を経て、53年に京都大学大学院に留学。コロンビア大学名誉教授、アメリカ・アカデミー会員、日本学士院客員。文化功労者。勲二等旭日重光章受章。菊池寛賞、読売文学賞、毎日出版文化賞など、受賞多数。2008年文化勲章受章。2012年日本国籍取得。2019年没。主な著書に『百代の過客』(読売文学賞)、『日本文学史』(朝日賞)、『明治天皇』(毎日出版文化賞)などがある

角地幸男[カクチユキオ]
1948年東京・神田生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業。ジャパンタイムズ編集局勤務の後、城西短期大学教授を務める。『明治天皇』の訳業で毎日出版文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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tamami

52
外国人としての日本文学研究の第一人者と目されるドナルド・キーン。本書は、彼が1955年から三十年以上にわたって『ニューヨーク・タイムズ』投稿した記事を集めたもの。書評とエッセイが主であるが、キーンさんの日本人作家や日本の文学に対する文章は、日本の評論家のそれ以上に対象に惚れ込んでいるためだろうか、奥底に温かみが感じられる。書かれている事柄は半世紀ほど以前のものであるが、当時の日本をキーンさんの目を通して活写したところに、本書の希少さがある。現代日本に、キーンさんという希有な存在がいたことの有り難さを思う。2022/06/15

tetsubun1000mg

12
1955~1987年にかけてニューヨークタイムズに寄稿したドナルド・キーン氏のエッセイを翻訳して紹介。 キーン氏の自伝を読んでそこそこ知っているくらいのレベルだったが、日本文学への知識、理解の奥深さに驚かされる。 川端康成のノーベル文学賞受賞は順当かと思っていたが、世界で評価が高かったのは三島由紀夫、谷崎潤一郎、大江健三郎などという主張が目新しかった。 中でも歌舞伎のニューヨーク興行の様子の紹介が心に残った。 また、キーン氏の日本文学研究が当時のアメリカでは本当に異端な存在であったのかを知ることができた。2022/03/15

本の蟲

12
日本文学研究の第一人者にして、晩年は日本に帰化したドナルド・キーンのエッセイ。1955~87年にかけて「ニューヨーク・タイムズ」に寄稿した27編。日本の現代小説の翻訳がほんのわずかな時代に、日本文学と文学者の紹介。日本初のノーベル文学賞受賞について。歌舞伎のニューヨーク興行。戦後の日本人は変わったのか? 日本の選挙分析。オイルショックに対する日本人の反応等、日米関係含め、海外の視点からの、当時の日本の世相が見えておもしろい。2022/03/12

氷柱

6
842作目。3月21日から。最近の作品ではあるが、内容は時代がかっている。それもそのはず、ひと昔前の人物の手によるものなので所々での年季の入り具合は見て取れる。しかし概ね今の日本文化と大差がないこともわかる。客観的な目でひとつ前の時代の日本を見つめ直すのに最適な作品であった。またカバーがおしゃれでついつい手に取ってみたくなるような良いデザインである。2022/03/23

Hiro

4
村上春樹が現れさらに多数の日本人作家の本が世界の書店にペイパーバックで並ぶようになった今、本書の著者を改めて珍しく読む機会はめっきり減ってしまったように思う。昔は物好きで奇特な外国人に日本がどう映っているのか自虐的な自己満足に駆られて読んだものだが。これからは心から日本を愛した一米国人の下した、日本文学についての正味の評価をその数々のエッセイで楽しみたい。本書で言えばやはり川端、三島、谷崎を語ったエッセイである。また近松や西鶴について。他の時事的なものや日本紹介のエッセイも懐かしいものではあるが。2024/12/14

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