出版社内容情報
自粛はするけど萎縮はしない。オンラインで家トレ、お取り寄せ。
巣ごもりは断捨離のチャンス?仕事や将来の年金など不安はいっぱい!
先のみえない日々の中、心と暮らしを整えるエッセイ。
内容説明
先のみえない日々の中、心と暮らしを整えるエッセイ。
目次
断捨離しすぎ
週一回のスーパーに
長尺、シングル、無地、香りなし
移動しなくて済むけれど
狙われる在宅
固定電話にかかるのは
ウェブカメラの向こう側
思った以上に疲れている
体の機嫌をうかがいながら
口の栓を固めに締めて〔ほか〕
著者等紹介
岸本葉子[キシモトヨウコ]
1961年鎌倉市生まれ。東京大学教養学部卒業。エッセイスト。会社勤務を経て、中国北京に留学。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
169
毎日少しずつ、本当に少しずつ読んだ。なんとなく読んで読了した感じ(汗)『私は騙される』私も騙されるなぁと苦笑い。あとがきに「ふつうでない時」がこうも長引くとは思わなかった。とある。本当にですよね。非常時における平常を模索した一市民の記録と言われている。いつか懐かしく思い出せる日が来ますようにと切に願ってしまう。2022/01/30
シナモン
133
私よりちょっと年上の岸本さん。そうか、岸本さんもジムのダンスフィットネスにはまってるのか。親近感わいちゃうな。昔のイメージで行動すると、そのときはいいけど後々の疲れがひどい…無理をすると体に復讐される。この感覚よく分かる。私もジムのお気に入りのプログラム、ほどほどにしよう。案外せっかちなんだな、と思う場面も。綺麗でまじめな人柄が伝わるエッセイでした。2022/02/21
エピファネイア
100
岸本葉子さん初読み。日本経済新聞の連載を中心にまとめられたもの。同世代の方のエッセイということで手に取ってみた。2020年と2021年に書かれたものなのでコロナ禍の話題が中心。巣ごもり状態で人との接触も少ない状況で毎週テーマを捻り出すのは大変だろうと思う。何せ生活は家、スーパー、ジムの三点移動なのだから。同世代だから共感できることも多くある。ソフトのバージョンアップに戸惑うのもしかり。組み立て家具にひるむのもしかり。「自粛はするけど委縮はしない」の気持ちで少し終わりが見えつつある時代を乗り切ろうと思う。2022/06/05
そら
66
コロナ禍での日常生活に関するエッセイ集。60歳を迎えお一人暮らしの著者が、マスク生活、リモート、お取り寄せ、断捨離などのあるあるを軽快に語る。人と会い、会話や食事を楽しむことにまだ躊躇し、億劫になりつつある3年目の自粛生活は共感ネタ満載でした。年齢や境遇が近い方はなお楽しめる本です笑。2022/05/24
ぶんこ
54
岸本さんのエッセイは全部読んでいると思っているのですが、今作で(もしかしたら何作かとばしていたかな)と感じました。リフォームの間転居していた?読んだ覚えがありません。以前好みが似ているとずっと思っていたら、ある時からコンサバ系から姫系に移り始めてびっくりしたことを思い出しました。この本では壁紙やカーテン等は落ち着いたトーンに戻っているようです。コロナ禍でも運動を続けているのにも驚きです。しっかり調べて、きっちり感染対策をされているからでしょう。住まわれているマンションは、ゴミ出しが個人で行うのも驚き。2023/01/09