戦争の未来―人類はいつも「次の戦争」を予測する

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戦争の未来―人類はいつも「次の戦争」を予測する

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  • サイズ 46判/ページ数 531p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120054815
  • NDC分類 391.1
  • Cコード C0031

出版社内容情報

サイバー戦、ロボット、ドローン、気候変動、資源争奪など、多様な手段と要因が複雑に絡み合う危機は迫っている!近代以降、予想された戦争と実相を政治・社会・科学的視点から比較分析、未来予測の困難が、時代を追うごとに増大していることを検証、戦争の不確実性を解き明かす。歴史から得られた将来の戦争への備えと平和への「教訓」。

 
 19世紀以来「次の戦争」がどのように考えられてきたのかを、文化的・科学的背景から描く。当時の政治家の発言・行動、歴史家の分析・提言、さらに当時流行した架空戦記・科学小説と実際の科学の発展から人々は「次の戦争」についてどのように対峙し、想像し、その想像がどのような影響を与えてきたのかを三部構成で考察する。

 第一部は、1871年の普仏戦争後に発表されはじめた架空戦記の影響を受けて、奇襲の恐怖が煽られ、軍事技術がどのように発展し、国家が次の戦争への備えをどのように形成してきたのかについて描く。第二部は冷戦以降の混沌とする世界で多様化する戦争の形と変化するアカデミズムの動きについて分析。三部では未来に起こり得る戦争と対策について述べる。結論としては歴史から得られた将来の戦争への備えと平和への「教訓」が説かれる。


日本語版へのまえがき

イントロダクション  次に来る戦争のリスク


第一部

第一章 決戦

第二章 勝負のつかない戦い

第三章 不和の家

第四章 残酷さによる勝利

第五章 平和の失敗

第六章 総力戦

第七章 恐怖の均衡

第八章 抜け出せない核時代

第九章 突然の平和


第二部

第一〇章 戦争の科学

第一一章 死者を数える

第一二章 民主制度と戦争

第一三章 新しい戦争と失敗国家

第一四章 古くからの憎悪と「資源の呪い」

第一五章 介入

第一六章 対反乱から対テロへ

第一七章 対テロから対反乱へ

第一八章 野蛮行為の役割

第一九章 防止策ではなく治療法


第三部

第二〇章 ハイブリッド戦争

第二一章 サイバー戦争

第二二章 ロボットとドローン

第二三章 メガシティと気候変動

第二四章 迫り来る戦争

第二五章 「次の戦争」の未来

内容説明

想定外の戦争はなぜ起こるのか?近代以降、予想された戦争と実相を政治・社会・科学的視点から比較分析、未来予測が時代を追うごとに困難になっていることを検証、戦争の不確実性を解き明かす。サイバー、ドローン、ロボット、気候変動・資源争奪…多様な手段と要因が複雑に絡み合う現代の危機を問う!

目次

第1部(決戦;勝負のつかない戦い;不和の家 ほか)
第2部(戦争の科学;死者を数える;民主制度と戦争 ほか)
第3部(ハイブリッド戦争;サイバー戦争;ロボットとドローン ほか)

著者等紹介

フリードマン,ローレンス[フリードマン,ローレンス] [Freedman,Lawrence]
1948年生まれ。ロンドン大学キングスカレッジ名誉教授。軍事史・戦争学の権威。冷戦や核戦略の歴史についての決定版のほか、イギリスのフォークランド紛争に関する政府の公史の編纂に関り、イラク戦争の是非を問うチルコット委員会のメンバーを歴任。戦略そのもののアイディアについて決定書を記した

奥山真司[オクヤママサシ]
1972年生まれ。カナダのブリティッシュ・コロンビア大学卒業後、英国レディング大学大学院で博士号(Ph.D)を取得。戦略学博士。国際地政学研究所上席研究員、青山学院大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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パトラッシュ

113
湾岸戦争でイラクはクウェートを武力併合して終りと思ったが、アメリカを中心とした多国籍軍に叩き出された。プーチンは電撃戦でウクライナを占領できると疑わなかったが、ウクライナ軍の反撃と西側の経済制裁で目算が狂った。そのアメリカもイラクやアフガンを占領したが、戦後統治に失敗して撤退を余儀なくされた。圧倒的な軍事力で戦争も支配もうまくいく時代は去り、経済や外交からサイバーや情報宣伝にも戦場は広がって戦争の勝ち方が難しくなった。日本が戦争に巻き込まれぬためには、憲法ではなく本書のような戦争研究こそ必須だと痛感する。2022/03/29

ジョンノレン

45
同盟による参戦やとばっちりを含め、基本的に戦争は起こって欲しくない。しかし、ロシアのウクライナ侵攻に伴う世界情勢の現実を目の当たりにして、効率的な安全保障の対応が日本にとっても急務。エネルギー、食糧、そして軍備についての戦略的対応については、本来であれば、国家を挙げて叡智を結集して、議論を重ねるべきながら、残念ながら利権系の跋扈で、プロセス開示抜きで歪んだまま場当たり的な対応を許す状況。そんな問題意識で、本の後半を摘み読み。2022/09/08

泰然

28
戦争学の泰斗、キングスカレッジ戦争学部長を務めた著者が論考する「戦争の未来」は荘厳かつ重層的で多面的な視点による人類の重要な経験の一面として戦争紛争にリアルに迫る。様々な予備知識を総動員する必要があるが、現代の国際関係や国家間競争を理解するためのアナリシスの妙味と知見が満載の一冊だ。個人の意志を相手に強要するための決闘に端を発する「決戦に勝利することによる政治目的の達成」は次第に平和希求の動きとは裏腹に技術革新等の要素と共に人類を翻弄する。人間は様々な戦争の筋書きを予想したが実際は?本書の妙味はこの差異。2022/05/09

スプリント

15
結局は戦争は民族間の争い。 そこに領土や宗教やイデオロギーがトッピングされているだけ。そんな感じがする。2024/02/20

やすお

14
とても情報量が多い本である。戦争の歴史から始まり、ドローンやAIなど最近の戦術についても触れる。戦争について様々な分析がなされているが、戦争を数値化して分析することは悉く失敗しているようだ。歴史に残る戦争は人類史上、たくさんやってきた。それでもサンプルが不足しているのか、過去の戦争から学問としての戦争を科学にできないようだ。これは個人的な意見だが、人は生き延びることにも必至だが、人を殺すことも必死で、常に戦争を進化させているのだと思う。重厚な本なので、じっくりと戦争について考えたい人向けの本である。2022/04/19

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