立花隆 最後に語り伝えたいこと―大江健三郎との対話と長崎大学の講演

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立花隆 最後に語り伝えたいこと―大江健三郎との対話と長崎大学の講演

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  • サイズ 46判/ページ数 222p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120054594
  • NDC分類 304
  • Cコード C0036

出版社内容情報

★「負け続けてもいい。自分の意思を持ち続けろ!」


知の巨人、立花隆氏の遺作


解説・保阪正康





立花隆が「どうしても最期に残しておきたい」と切望した遺作。未収録の「肉声」を中心に編んだ。


【第一部】は、ヒロシマ、ナガサキ、アウシュビッツの恐怖をなんとしても若い世代に伝えたいと、2015年に長崎大学で行った講演「被爆者なき時代に向けて」などを収録した。


【第二部】は、ソ連が崩壊した1991年に、21世紀を見通そうと大江健三郎氏と行った対談を収録。あれから30年が経過したが、二人の巨匠は、この先もますます深刻になるであろう環境汚染、人口問題、排外主義、格差拡大、核拡散など地球規模の危機をぴたり見通していた!

目次

第1部 戦争の記憶(講演「被爆者なき時代に向けて」;日本人の侵略と引揚げ体験 赤い屍体と黒い屍体;「デジタル・ミュージアム 戦争の記憶」構想)
第2部 世界はどこへ行くのか“対談”大江健三郎×立花隆(ソ連崩壊;東西冷戦に覆い隠されていたこと;汚染されていく環境の問題;人口問題と移民問題;排外主義の危機;傍観者の罪;格差拡大により、極端にアンバランスになる;地球市民として;中国のこと;外圧ではなく正義の実現として)
解説 時代に生き、万象の深部を見る(保阪正康)

著者等紹介

立花隆[タチバナタカシ]
1940年長崎県生まれ。64年、東京大学仏文科卒業後、文藝春秋に入社。66年に退社し、東京大学哲学科に学士入学。その後、評論家、ジャーナリストとして活躍。83年、「徹底した取材と卓越した分析力により幅広いニュージャーナリズムを確立した」として、菊池寛賞受賞。98年、第1回司馬遼太郎賞受賞。著書多数。2021年4月30日永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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kaoru

78
知の巨人・立花隆の最後の著書。長崎大学での講演『被爆者なき時代に向けて』、引揚げ体験と香月泰男の絵を交えた内容の『赤い屍体と黒い屍体』、大江健三郎氏との1991年の対談など。『赤い~』ではかなり激しい言葉で日本人の「被害者としての戦争体験」を批判する(賛同できない部分もあった)。大江氏との対談ではソ連崩壊後の大激変、地球環境の保護、日本の教育など多くが語られる。排外主義や格差の拡大を予見しているのは流石。巻末で保阪正康氏が自らと橘家(立花氏の本名)との出会いと関わりについて書かれているのも興味深かった。2023/06/14

けんとまん1007

70
知の巨人と評される立花隆さん。その思想の背景にあるものがわかる。今あること、表層ではなく、その根幹にあるものを歴史的な視点も踏まえながら解いていく。人が人としての在り様を求めることだと思う。また、大江健三郎さんとの対談も深い。30年前の対談ではなく、まさに、今を表している。そこで述べられているプラトンの「国家論」。知恵、勇気、節制の重要性。まさに、今、必要なことだと思うし、国家だけでなく、人としての在り様だと思う。2022/03/10

壱萬参仟縁

53
ムックと同じ個所かもしれないが、『軍縮条約・資料集』藤田久一・浅田正彦編、1997年、有信堂高文社は読んでみたい(35頁)。大江健三郎先生:使えない兵器でもって、お互いに脅かしあっている均衡。全体が麻痺しているような状態がなくなりました。なくなったために、かえって小規模な核兵器が使用される危険がある(128頁)。宇沢弘文先生を尊敬しています(145頁)。知の巨人立花隆先生に、改めて合掌。ご冥福をお祈り申し上げます。2022/03/20

zoe

22
戦争と平和。核について考える。それぞれの立場について考える。赤い死体と黒い死体について考える。コンゴにおけるベルギー支配と東アジアの日本について対比する。日本の指導者の欠点は、主観的願望を客観的事実にすり替えること。2021/12/12

とある内科医

19
自分にとっては脳死を語る人とのイメージが強く、いくつか読んだことはあったが、核廃絶に関する発言のあったことを知らなかった。 巻末の、保坂正康による解説がなかなか衝撃的で、立花氏の巨人ぶりを如実に伝えている。2021/10/09

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