占領神話の崩壊

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占領神話の崩壊

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  • サイズ 46判/ページ数 701p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120054532
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C0021

出版社内容情報

日本の敗戦前後、あまたの公文書が焼却されたと言われている。しかし、決裁文書などを除く多くが「私文書」として個人の手許に残されていた。これらの資料を、占領期に積極的に収集したのが、フーヴァー研究所東京オフィスであった。


 フーヴァー研究所は、スタンフォード大学の第一期卒業生であった第31代米国大統領ハーバート・フーヴァーが1919年に設立した研究機関。戦後、フーヴァー自身、占領下の日本、ドイツに赴き、占領政策にコミットした。その一環として、資料収集計画があった。


 駿河台の東京オフィスを拠点に、1945年11月から1951年3月まで、書籍・専門書・新聞などを含む1468箱が海路米国に持ち出された。これらの資料には、「GHQ直筆・日本国憲法の原文」「東京裁判の宣誓供述書」「関東軍特務機関の阿片政策」「日本共産党員の獄中手記」「特高警察の極秘史料」などの一次史料が多数含まれ、「フーヴァー・トレジャーズ」(Hoover Treasures)と呼ばれることになった。


 本書は、こうして形成された「フーヴァー・トレジャーズ」から占領秘史を炙り出したものである。そこで浮かび上がるのは、日本国憲法制定をめぐるGHQと吉田茂の取り引き、東京裁判における天皇免訴をめぐる暗闘、満洲国の財政を支えた阿片取り引きとそれを担った三菱・三井、日本国内での阿片栽培……などの新事実である。


 戦後に改竄された「歴史の欺瞞」を炙り出す試みであり、『國破れてマッカーサー』の続編、発展版とも言える著作である。

内容説明

70年間地下室で眠り続けた極秘文書が、戦中・戦後史の数々の欺瞞を炙り出す!占領期の日本から、多くの公文書が密かに米国に持ち出されていた。スタンフォード大学フーヴァー研究所に、手つかずのまま残された数万枚に及ぶ極秘文書。これらを徹底的に調査し、新たな発見をもとに、隠蔽された歴史の真実にせまる。

目次

第1章 フーヴァー・トレジャーズ(極秘史料発掘)
第2章 敗戦を歪めた吉田茂憲法(GHQ直筆憲法;憲法試案 ほか)
第3章 東京裁判―戦友を裏切る海軍と陸軍(敗戦と焚書坑儒;阿片政策 ほか)
第4章 共産党殺しの特高警察―GHQへ再就職(東京裁判と特高警察;小林多喜二撲殺 一九三三(昭和八)年 ほか)

著者等紹介

西鋭夫[ニシトシオ]
スタンフォード大学フーヴァー研究所「Tadahiro Ogawa Fellow」。1941(昭和16)年大阪市住吉に生まれる。岡山県の山間の城下町備中高梁へ疎開。大阪の桃山学院高等男子校と西宮の関西学院大学文学部卒業直後の1964年7月、シアトルのワシントン大学大学院へ留学し、博士号PhD(国際政治・比較教育学)を取得。留学初期、授業料稀ぎのためアリューシャン列島サケ缶詰工場(イクラ製造)やニューヨークのJ.Walter Thompson広告代理店に勤務。シアトル大学大学院客員教授、麗澤大学教授、日本大学大学院教授、モラロジー研究所教授、滋慶学園教育顧問などを歴任

岡〓匡史[オカザキマサフミ]
元スタンフォード大学フーヴァー研究所リサーチフェロー占領史フォーラム代表。1982(昭和57)年9月、埼玉県東松山市に生まれる。埼玉県立坂戸高等学校と日本大学法学部卒業後、サンディエゴ州立大学大学院、スタンフォード大学フーヴァー研究所、国際連合大学大学院で研鑽を積み、日本大学大学院総合科学研究科博士課程修了。博士(学術)学位取得。東洋大学研究助手、公益財団法人日本国際フォーラム研究員、モラロジー研究所専攻塾、日本大学大学院客員研究員、北東アジア経済フォーラム・ヤングリーダーズプログラムフェロー、一般社団法人日米アジア研究所常務理事を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ステビア

22
タイトルがミスリーディング。中身は結構面白い。2023/12/03

やまやま

11
昭和前期から占領期の日本の神話を打ち砕きたいとの著者の狙いを感じる。日本国憲法の制定、東京裁判、特高の共産党弾圧について、概説書とフーバー研究所にある占領期資料を重ねながら歴史観の整理を図っている。著者は戦争前後における日本人の価値観の手のひら返しを憤っているように思えるが、それは通時的な言行一致が大事という点で真面目な態度と思える。ただ、皮肉を挟む表現が即物的かつあまり品のないものにも見え、歴史書としては眉唾さも感じる。上記主題三点については、まずは通史を眺めた上で本書に臨まれるのが良いと感じた。2022/08/24

Shinsuke Mutsukura

1
大体想像はついていたが、まあ、腸煮えくり返ってくる話で、戦争に勝てば何でもあり、正義が勝つんじゃなくて、勝者こそが正義ってことですよね。ここまで、あんなクズ共にやられたい放題やられて、現在も搾取されてるってのが、耐えられない。結局、マッカーサーも連中に切り捨てられて、敗者の気持ちが理解できただろうと思うが本体はまだ組織として存在しているから始末が悪い。 しかし、特高崩れの連中が天下りで長生きしてというのは、世の中なんとも納得のいかないものだと思った。人間なんてやりたい放題やったもの勝ちだとつくづく感じた。2022/07/02

きゃすばるニイヤン

1
私達が「史実」と習ったことは何だったのか。混乱している。著書が事実なのかどうか、今後、考察していきたい。2022/04/24

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