出版社内容情報
時代の趨勢で漢文は言うに及ばず、古典が大学入試に占める比率も徐々に小さくなり、青少年が論語の素読を、という時代も遠いものになりつつある。しかし長い日本語の歴史を通じ、漢文や中国古典の教養が私たちの生活に深く浸透したのも事実で、近年では「論語」などを現代的に解説したもので多くのヒット書籍が生まれた。そこで今作では広島大学副学長で漢文学者の佐藤氏が中心となり、どこかで耳にしたり、読んだことがあったような、代表的な中国故事を選出。越智広島大学学長とともに、明日誰かに話したくなる内容で解説を展開する。コロナ禍で混沌とする時代だからこそ、磨き抜かれた「古典」に学べ!
内容説明
五十歩百歩、出藍の誉れ、塞翁が馬…。日常的に使っている「中国故事」ですが、誰かにその意味を語ることができるほど深く理解していますか?広島大学学長と副学長が今すぐ使える中国故事を解説。
目次
朋有り遠方より来たる(論語)
吾十有五にして学に志す(論語)
後生畏るべし(論語)
剛毅木訥、仁に近し(論語)
憤せずんば啓せず、〓せずんば発せず(論語)
学びて思わざれば、則ち罔し(論語)
伯牛疾有り。子之を問う(論語)
助長(孟子)
五十歩百歩(孟子)
其の天爵を修めて、人爵之に従う(孟子)〔ほか〕
著者等紹介
佐藤利行[サトウトシユキ]
1957年、広島県生まれ。漢文学者、専門は中国六朝文学。比較文化学。広島大学副学長・理事。80年広島大学文学部文学科中国語学中国文学専攻卒業。85年同大学院文学研究科博士課程満期退学。93年広島大学文学博士。2001年から広島大学大学院文学研究科教授。中国首都師範大学特聘教授、外交学院客員教授などを務める
越智光夫[オチミツオ]
1952年、愛媛県生まれ。広島大学学長。専門は膝関節外科。広島大学医学部卒業後、島根医科大学教授などを経て、2002年広島大学大学院医歯薬学総合研究科教授就任。三次元自家培養軟骨移植の開発などの功績で04年に内閣府の産学官連携功労者表彰「日本学術会議会長賞」、12年に中国文化賞(中国新聞社)を受賞、15年に紫綬褒章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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