横丁の戦後史―東京五輪で消えゆく路地裏の記憶

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横丁の戦後史―東京五輪で消えゆく路地裏の記憶

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  • サイズ B6判/ページ数 293p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120053689
  • NDC分類 673.9
  • Cコード C0036

出版社内容情報

横丁には庶民に活力を与える不思議な力がある。そんな「戦後」の呑み屋横丁が、東京五輪開催に際し、絶滅の危機に瀕している。横丁をつくり、横丁に生きた名もなき人々は概して記録を残していない。このままでは、昭和の香り残るパラダイスは、人々の記憶から消えてしまう。そんな危機感から、筆者は立ち上がった。テキヤ、よそ者、周縁に置かれたひとびと。「みんな」で作った横丁の歴史を掘り起こした「横丁ジャーナリズム」の真骨頂。

内容説明

横丁には庶民に活力を与える不思議な力がある。そんな「戦後」の呑み屋横丁が、東京五輪開催に際し、絶滅の危機に瀕している。横丁をつくり、横丁に生きた名もなき人々は概して記録を残していない。このままでは、昭和の香り残るパラダイスは、人々の記憶から消えてしまう。そんな危機感から、筆者は立ち上がった。テキヤ、よそ者、周縁に置かれた人々。「みんな」で作った横丁の歴史を掘り起こした「横丁ジャーナリズム」の真骨頂。

目次

序章 昭和が残るパラダイス
第1章 ママたちの横丁、客たちの横丁
第2章 在日コリアンの横丁
第3章 テキヤ横丁
第4章 エスニック横丁
終章 若者たちの横丁

著者等紹介

フリート横田[フリートヨコタ]
文筆家。路地徘徊家を自称。1979年生まれ。戦後~高度成長期の古老の昔話を求めて盛り場を徘徊。昭和や盛り場にまつわるコラムや連載記事を雑誌やウェブメディアに執筆、TV番組にも出演(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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fwhd8325

59
けっして特別な場所ではなかったはずの横丁ですが、最近ではそこが観光地化していることに違和感を感じています。生まれ育った町Ⅱも横丁がありました。横丁ならではの道幅、匂い、人。著書は横丁の生命を描いているように感じました。戦後史というやや大仰なタイトルだけれど、横丁ならではこその歴史があります。読み応えのある一冊でした。2021/08/06

DEE

16
主な所では渋谷、東上野、浅草、横須賀、高田馬場など、横丁の歴史や成り立ちを掘り下げるルポ。 こういうニッチなルポは好き。 横丁の定義は細かく言えば千差万別かもしれないけど、道か狭く密集してて、いい意味で汚くて美味いところという認識でいいと思う。 環境やら法律やらの影響で、いずれはなくなるか大きくカタチを変えていくであろう横丁。行くのは今のうちかも。2021/02/24

田中峰和

7
戦後の横丁のもとをたどれば、焼け野原に自発的に出来上がったバラック群。人々が食べるために群がった場所は、はしこく強い者だけが仕切る闇市だった。愚連隊もいれば、博徒、テキヤもいる。彼らと敵対したのは、三国人と呼ばれた朝鮮、台湾、中国の人々。70年以上経過すれば、当事者は見つからず、関係者たちも老人ばかり。ようやく見つけた取材対象を根気よく訪ねる。さらに時間を経れば、出稼ぎや故国を捨てたエスニックの人々が集住する横丁が出現。路地裏の飲み屋が消えるのは、五輪の開発より若者の飲酒離れの方が大きいのではないか。2021/09/07

しんさん

6
横丁、路地裏、ヤミ市跡。昭和が残るパラダイス。カオスな時代を生き抜いたパワフルな人々のストーリーや、集まった人たちがつくってきた独特の街の空気みたいなのが大好きです。2022/10/23

ムチコ

5
地道なフィールドワークによる聞き取り内容はともかく、文体のクセとそこから滲み出る「自分のやってる飲み歩き方こそが正しい」というような感覚が読んでいてつらい。2021/05/18

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