出版社内容情報
「なぜ本書が、(……)かような一大傑作論考として結実したのかといえば、それは結婚が全部悪いのである。」(あとがきより)
人はなぜ冒険し、山に登るのか――
「永久にわからないだろう、わかるはずがない、わかってたまるかこの野郎」と思い続けてきた謎を解き明かしたのは、まさかの「結婚」だった!?
〈事態〉と〈思いつき〉を鍵に、極北で犬橇を走らせながら探検家・角幡唯介がつむぎだす人生論の極北を見よ!
内容説明
なぜ結婚したのですか?一つの“愚問”が切り拓いた永遠にして最大の、謎「人はなぜ冒険するのか」。私という人間の物語。
目次
序章 結婚の理由を問うのはなぜ愚問なのか
第1章 テクノロジーと世界疎外―関わること その一
第2章 知るとは何か―関わること その二
第3章 本質的な存在であること(二〇一九年冬の報告)―関わること その三
第4章 漂泊という“思いつき”―事態について その一
第5章 人はなぜ山に登るのか―事態について その二
終章 人生の固有度と自由
著者等紹介
角幡唯介[カクハタユウスケ]
1976年北海道生まれ。作家、探検家、極地旅行家。早稲田大学政治経済学部卒業。大学在学中は探検部に所属。2010年に上梓した『空白の五マイル』(集英社)で開高健ノンフィクション賞、大宅壮一ノンフィクション賞、梅棹忠夫・山と探検文学賞を受賞。12年『雪男は向こうからやって来た』(集英社)で新田次郎文学賞、13年『アグルーカの行方』(集英社)で講談社ノンフィクション賞、15年『探検家の日々本本』(幻冬舎)で毎日出版文化賞書評賞、18年には『極夜行』(文藝春秋)で本屋大賞2018年ノンフィクション本大賞、大佛次郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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