出版社内容情報
二十世紀最大のスーパー・スター、「ミスター・ジャイアンツ」は一九七四年のあの日、何を感じ、どう闘ったのか。野球を愛し、野球に愛された男の、現役引退当時唯一の自伝、待望の復刊。現役時代の写真多数収録。
内容説明
現役引退時における唯一の自伝、待望の復刊!
目次
第1章 現役引退
第2章 監督の座
第3章 野球との出会い
第4章 一本のホームラン
第5章 暗夜の殺人ノック
第6章 プロフェッショナル
第7章 ロイヤルボックスの視線
第8章 電撃結婚
第9章 ボールの真っしんを叩け
第10章 希望のベロビーチ・キャンプ
全記録・燃えた、打った、走った!(宇佐美徹也)
長嶋茂雄さんのこと(北野武)
著者等紹介
長嶋茂雄[ナガシマシゲオ]
1936年、千葉県生まれ。立教大学に在学中、東京六大学野球において本塁打記録を塗り替え、二度の首位打者に輝く。58年、巨人軍に入団し、その年の新人王、本塁打王、打点王を獲得。以後、74年に現役を引退するまで、勝負強いバッティングと華麗な守備でファンを魅了し、「ミスター・ジャイアンツ」の愛称で国民的人気を博した。75~80年、92~2001年、巨人軍監督。2005年、文化功労者。2013年、国民栄誉賞。巨人軍終身名誉監督(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
anken99
5
最高だった!長嶋さんが、ちょうど現役を引退し、青年監督に就任したころに書かれた半生記。長嶋ファンにはたまらない内容であることは間違いない。幼少期や選手時代のエピソードも多数、長嶋節全開で語られるあれこれは、そのすべてが絵になるし、エネルギーに満ち溢れている。不世出のスーパースター、それが長嶋茂雄なんだろう。2022/10/29
のぶ
2
スーパースター! 長嶋茂雄の人柄や努力が垣間見えた。2021/03/06
ワタナベ読書愛
1
1978:刊行、2020年:中央公論新社。昭和のプロ野球界を盛り上がらせた巨人軍の名選手の、生い立ちから引退後までを辿る自伝。圧倒的な活躍の土台を作った少年時代、限界を超える試練の連続、ここ一番で勝負強さを発揮する精神力、誰にでも愛される天然キャラ。伝説にならないわけがない。巻末に北野武が書き下ろしで、長嶋さんの思い出を披露。普通の人なら一生に一度あるかないかの大きな試合・試練が、彼の場合は日常茶飯事。常に全開・全力。一生懸命、自分の目の前の課題に夢中になって取り組むことの、本当のよさを教えてくれる。2024/04/18