海神(わだつみ)の島

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海神(わだつみ)の島

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  • サイズ 46判/ページ数 474p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120053313
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

読売新聞オンライン連載中からその一騎当千ぶりが話題をさらった、汀・泉・澪の花城三姉妹が、沖縄、東京、鹿児島、福岡、山口、台湾を縦横無尽に疾駆する! 失われた「海神の秘宝」を巡り、三姉妹の欲望と三大国の思惑が錯綜する――冠前絶後の冒険小説。

山田風太郎賞受賞作『ヒストリア』から三年、満を持して贈る受賞第一作。




【目次】


第一章 失われた秘宝


第二章 三姉妹の夢


第三章 相続人の行方


第四章 古墳は囁く


第五章 銅鏡と貝輪


第六章 暗躍する男


第七章 純白の平和と黒いアイドル


第八章 海神島の正体


第九章 見捨てられた疎開船


第十章 海底の決闘


第十一章 禁断の島へ


第十二章 太古からのメッセージ

内容説明

花城汀、泉、澪の三人が、沖縄、東京、鹿児島、福岡、山口、台湾を縦横無尽に疾駆する!祖母の愛情を受けて育った花城三姉妹は、いずれ劣らぬ個性派揃い。オバァの願いはただ一つ、姉妹の誰かに、米軍基地内にある海神の墓を守ってほしいということだった。墓守は嫌だと拒否した三人だったが、20年後、それぞれの立場で海神の謎を追うことになる―。山田風太郎賞受賞第一作。

著者等紹介

池上永一[イケガミエイイチ]
1970年沖縄県那覇市生まれ、のち石垣島へ。94年、早稲田大学在学中に『バガージマヌバナス』で第6回日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。97年刊の『風車祭』が直木賞候補に。2008年刊の『テンペスト』はベストセラーとなり、2011年の舞台化をはじめ、連続テレビドラマ、映画にもなった。17年『ヒストリア』で第8回山田風太郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

223
池上 永一は、新作中心に読んでいる作家です。本書は、著者の新境地でしょうか、花城美人三姉妹海神秘宝冒険譚でした。新堂冬樹的な雰囲気もあり、エンタメとして楽しめました。また島の定義等も勉強になります。 https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1187440.html2020/09/24

いたろう

68
沖縄のオバァから莫大な遺産を相続するための条件は、「海神の秘宝」を探し出すこと。海神の秘宝とは一体何なのか。そして、それはどこにあるのか。3人の孫娘、銀座のママになった長女・汀、海洋考古学者になった次女・泉、地下アイドルになった三女・澪の秘宝争奪戦は、幾分ドタバタのコメディタッチだが、歴史的背景とその謎解きは本格的で、米軍と中国軍まで巻き込む大掛かりな展開は、読み応え十分。加えて、沖縄の複雑な事情に真正面から対峙して、的確に描き出せているのは、池上さんが沖縄出身だからか。池上さんの他の作品も読んでみたい。2020/12/30

オーウェン

58
沖縄で育った3姉妹にオバァが残した遺言は海神の島の秘宝を見つけること。それをもってくれば5億円の遺産を独り占めさせること。高級クラブを経営する汀と、海洋学者の泉。そして地下アイドルの澪。お互いの欲望が炸裂する我先にのやり取り。会話も面白いが、その端々に時事問題を絡めているのも特徴で、特に日本を飛び出して台湾や中国の現状にも釘を刺す。更には秘宝のある場所も、これまた日本の問題になっている場所。作家の池永さんは沖縄出身と思ったがそれは間違いない。沖縄県民が思っていることをエンタメの形で代弁している中身だった。2020/11/09

ヘラジカ

56
それぞれ強烈に個性的な女傑三姉妹が、遺産のために謎の秘宝、謎の島を巡って駆けずり回る豪放磊落な冒険小説。細かいことは気にせず勢いのある物語に身をまかせるのが吉。下地は堅実なれど、間怠っこしい描写は抜き、とにかく楽しませようという気概を感じる爽快な作品。基地問題に関する平和活動家への(かなり)手厳しい文章には賛否ありそうだが、それを除けば雲ひとつない青空のような晴朗さである。三姉妹がお互いに翻弄し合いながら謎を解き明かしていく溌剌とした展開に魅了された。面白ければそれで良し、自由闊達なエンターテイメント。2020/09/10

ミライ

50
沖縄・東京・山口・鹿児島・台湾を舞台にした池上永一さんによる冒険小説。表紙からしてトゥームレイダーやインディジョーンズみたいなトレジャーハンター的なものを想像していたがまさにそんなかんじで、沖縄出身の汀・泉・澪の花城三姉妹が「海神の秘宝」を巡って日本中を駆け巡る。途中からアメリカ・中国の国家勢力の思惑も絡んできてスケールが大きくなっていく(沖縄の基地問題や尖閣諸島問題にも深く切り込んでいる)。とにかく主人公の三姉妹全員が個性的で、全員ネジがぶっとんでいて面白い。2021/02/09

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