出版社内容情報
「一国一城」にも匹敵する価値をもち、多くの茶人の手を経て大切に守り伝えられてきた名物茶入のドラマに迫ります。〈数多の茶人の手を経て受け継がれた名物茶入の物語〉
〈茶人たちは、なぜ、名物茶入に魅了されたのか〉
2016年に『淡交』で連載し、非常に好評を博した「名物茶入の履歴書」の新書版化。「濃茶を入れて点前に用いる陶製の器」である茶入は、「一国一城に替る」と評されるほど高い価値をもち、中でも「名物」と評価されるものは数多の茶人の手を経て茶の湯史を彩ってきました。本書では、名物茶入の来歴や見所、逸話などをイラストや表を多用して紹介するとともに、中興名物を選定した小堀遠州に私淑し、数多くの中興名物を蒐集した土浦藩主・土屋政直を通して茶人が名物茶入に対して抱いた想いについても概観します。また、巻末には稽古などにも役立つ茶入に関する付録などを豊富に掲載し、ハンディで、実践にも役立つ一冊とします。
木塚久仁子[キヅカクニコ]
著・文・その他
内容説明
茶人たちは、なぜ、名物茶入に魅了されたのか―「一国一城」にも匹敵する価値を持ち、多くの茶人の手を経て、大切に守り伝えられてきた名物茶入のドラマに迫る。
目次
第1章 総論(名物と茶入)
第2章 名物茶入の履歴書(大名物;中興名物)
第3章 名物茶入を愛した大名1 土屋政直 遠州 憧れた常陸国土浦藩主
第4章 名物茶入を愛した大名2 松平不昧 大名物・中興名物はこの人から
巻末“茶入鑑賞メモ”の使い方
著者等紹介
木塚久仁子[キズカクニコ]
1965年、栃木県生まれ。筑波大学第一学群人文学類卒業。現在、土浦市立博物館学芸員。専攻は近世社会経済史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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鉄之助
西夏
知降 星人