出版社内容情報
本書は、伝説のロシア人エージェント、オレーク・ゴルジエフスキーについて、
本人インタビューやMI6関係者証言から、
その至難の諜報人生を克明に辿った英国発の世界的ベストセラーである。
1938年生まれのソ連KGBエリート将校が、共産主義の現実に幻滅し、
1974年にイギリスMI6の二重スパイとなる。
以後、その暗躍が20世紀後半の冷戦構造を決定的に変えることになる。
現在ゴルジエフスキーは、イギリスで24時間体制の警護を受けながら、名前も身分も偽った二重生活を送っており、
「彼は、私が今まで会った中で最も勇敢でありながら、
最も孤独な人間のひとりである」と本書の著者は記す。
内容説明
核戦争を回避させた老スパイは現在、英国で24時間警護を受けながら、名前も身分も偽った孤独な生活を送っている。ゴルジエフスキー本人のインタビューとMI6で工作に関わった面々の証言から、大胆にして危険極まりない諜報半生を辿る。
目次
序 一九八五年五月一八日
第1部(KGB;ゴームソンおじさん;サンビーム;緑のインクとマイクロフィルム;レジ袋とマーズのチョコバー;工作員「ブート」)
第2部(隠れ家;RYAN作戦;コバ;ミスター・コリンズとミセス・サッチャー;ロシアン・ルーレット)
第3部(ネコとネズミ;ドライクリーニングをする人;七月一九日、金曜日;フィンランディア)
エピローグ(「ピムリコ」のパスポート)
著者等紹介
マッキンタイアー,ベン[マッキンタイアー,ベン] [Macintyre,Ben]
イギリスの新聞タイムズでコラムニスト・副主筆を務め、同紙の海外特派員としてニューヨーク、パリ、ワシントンでの駐在経験も持つ
小林朋則[コバヤシトモノリ]
翻訳家。筑波大学人文学類卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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