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出版社内容情報
『言葉と物』などの初期の仕事の後、考古学から系譜学へと新たな方法論を模索するフーコー。コレージュ・ド・フランス講義を軸に、『監獄の誕生』を経てゆく思考の軌跡を丁寧に読みほぐす。
内容説明
『言葉と物』をはじめとする初期の仕事のあと、考古学から系譜学へと、新たな方法論を模索するフーコー。70年代のコレージュ・ド・フランスでの講義を軸に、『監獄の誕生』を経て、生権力と統治性の考察を深化させてゆくその思考の軌跡を丁寧に読みほぐす。
目次
第1章 考古学から系譜学へ
第2章 人間の身体の統治
第3章 人間の生命の統治と生の権力
第4章 人間の精神の統治
第5章 国家による統治―ドイツのポリツァイのモデル
第6章 生の権力―フランスの重農主義型のモデル
第7章 生の権力―イギリスのリベラリズムのモデル
著者等紹介
中山元[ナカヤマゲン]
1949年生まれ。哲学者・翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
メルセ・ひすい
2
13-119 なぜ考古学から系譜学へ…大きな壁…自分が探している場所…では解決策が見つからないことに気がつくまで…7年かかってしまった。イデオロギー的なものの領域や、合理性の進展や、生産様式などを調べても空しかった。そう17世紀から現在に至るまでの権力の技術とその変遷を調べる必要があった。…『監獄の誕生』はいわば系譜学的な研究であり、この断絶が可能となる歴史的な条件を分析したもの。1949年生まれ。哲学者・翻訳家。著書に「フーコー入門」など。2010/07/14
transzendental
1
非常に面白い。概説書としても入門書としても使える。余談だが、植村の「市民社会とは何か」における「市民社会論は日本に固有のものである」という主張に微妙に疑問を感じさせる記述があった。
t78h1
1
フーコーの医学や統計学に対する見方が丁寧に書かれている。2011/02/24
インフラ夫人
0
旧)2014/05/04
madofrapunzel
0
−−−−− コレージュドフランス講義を読めば、これくらいの要約はできる。とりわけて読む必要もないかなと。(評価なし)2012/02/22