流人道中記〈上〉

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流人道中記〈上〉

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  • サイズ 46判/ページ数 371p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120052620
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

読売新聞連載で感動の声、続出。


累計100万部突破「笑い」の『一路』に続く、「涙」の道中物語。





万延元年(1860年)。姦通の罪を犯したという旗本・青山玄蕃に、奉行所は青山家の所領安堵と引き替えに切腹を言い渡す。


だがこの男の答えは一つ。


「痛えからいやだ」。


玄蕃には蝦夷松前藩への流罪判決が下り、押送人に選ばれた一九歳の見習与力・石川乙次郎とともに、奥州街道を北へと歩む。


口も態度も悪いろくでなしの玄蕃だが、道中で行き会う抜き差しならぬ事情を抱えた人々は、その優しさに満ちた機転に救われてゆく。


この男、一体何者なのか。そして男が犯した本当の罪とは?

内容説明

万延元年(一八六〇年)。姦通の罪を犯したという旗本・青山玄蕃に、奉行所は青山家の安堵と引き替えに切腹を言い渡す。だがこの男の答えは一つ。「痛えからいやだ」玄蕃には蝦夷松前藩への流罪判決が下り、押送人に選ばれた十九歳の見習与力・石川乙次郎とともに、奥州街道を北へと歩む。口も態度も悪い玄蕃だが、道中で行き会う抜き差しならぬ事情を抱えた人々を、決して見捨てぬ心意気があった。

著者等紹介

浅田次郎[アサダジロウ]
1951年東京都生まれ。95年『地下鉄に乗って』で吉川英治文学新人賞、97年『鉄道員』で直木賞、2000年『壬生義士伝』で柴田錬三郎賞、06年『お腹召しませ』で中央公論文芸賞・司馬遼太郎賞、08年『中原の虹』で吉川英治文学賞、10年『終わらざる夏』で毎日出版文化賞、15年紫綬褒章、16年『帰郷』で大佛次郎賞、19年菊池寛賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

297
新型コロナウィルス対策購入シリーズ第十八弾、浅田 次郎は、新作をコンスタントに読み続けている作家です。著者の得意なジャンルなので、上巻一気読みです。上巻は仙台まで、続いて下巻へ。トータルの感想は下巻読了後に https://www.chuko.co.jp/special/runin/2020/04/27

やま

180
明るい罪人と暗い役人の組み合わせが、凄く面白い…。字の大きさは…小。 旗本3250石、新番組士の青山玄蕃を蝦夷福山へ町奉行所与力見習の石川乙次郎19才が押送する物語です。押送役の石川と破廉恥罪で蝦夷へお預けとなる青山の組み合わせがいいです。随所に笑いが出てきます。青山が、人情を織り交ぜて宿場、宿場で物事を楽しく、明るく、大人の対応で人情味たっぷりに解決して行きます。面白いです。下巻がどういう展開になるのか、楽しみでなりません。もしかして蝦夷へ押送しないのか?と考えるくらいです。2021/06/21

パトラッシュ

171
新聞連載中も愛読したが、改めて単行本で読むと立派な教養小説として成立している。高位の旗本ながら武士の規範を踏みにじり切腹を拒んだ青山玄蕃の護送役を命じられた若い与力の乙次郎は、自分の生きる社会の常識を疑わなかった。しかし恥知らずな重罪人であるはずの玄蕃と旅路を重ねるうちに乙次郎は道中で遭遇した事件を巧みに裁く玄蕃の姿を見るうちに侍の世の矛盾を深く考えるようになり、一人前の青年に成長していく。しかも乙次郎の成長を感じ取った玄蕃は、明らかに途中から息子に経験を積ませる父親のように振る舞っていく。(下巻に続く)2020/04/08

修一郎

166
自分としては一路,大名倒産に続く3部作のつもりで読んでいる。浅田さん御自身はそうはおっしゃっていないけれども。大名倒産の時もそう感じたが,櫻田門外の変が起こり,黒船が来たというのにお武家の思考回路は,権現様から累々と続く旧態依然とした定めに絡めとられたままだ。矛盾をはらんだ御定めや御法度が次々と道中にお出ましなのだ。これがなんで姦通罪なの? 宿村送りって…?御定めに縛られる御武家の理を颯爽と否定し,礼に生きる青山様。道中遭遇するエピソードはどれも人情たっぷりだ。泣かせますぜ。下巻へ。2020/07/25

AICHAN

136
図書館本。昨年8月に予約してようやく手に取った。幕府旗本の青山玄蕃は姦通の罪により松前藩お預かりとなる。その松前に向かうのに与力・石川乙次郎が押送役として同行する。玄蕃は自らの犯した罪を反省する様子もまったくなく、迷惑を被る妻子等にもまったく詫びる様子もなく、松前への旅を楽しむのだった。一方、乙次郎は、もともとは貧窮する御家人の出で、運良く与力の家に養子に入った超真面目青年。玄蕃の無責任さに怒りまくるが、玄蕃は一向に気にするそぶりも見せず、旅を楽しみ、宿場宿場で人助けまでやってのける。2021/05/01

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