出版社内容情報
世界の見え方が変わる、新しい対話篇が誕生
「世の中の人々にどうやって訴えかけ、いかに自分の考えをきちんと示してうまく理解してもらうか、これはまさに広告の営みだと思うのですが、同じことが哲学の営みとしても一番最初からあったということです」
さあ、ページをめくって、ほんとうの「哲学」をめぐる物語の旅へ出発しよう
・なぜ「哲学」がビジネスで注目されているか
・マネーを生み出す「広告」の根源的な意味
・もはや「事実」は存在しないのか
・あなたの心を操る「誰か」とは
・「実在」をとらえる哲学の新しい潮流
・広告は消費者の「脳」を読んでいる
・人間は「動物化」と「超人化」に分かれる
「偉大な哲学者たちは、卓越した広告マンでもあった」
プラトンの「イデア」、デカルトの「コギト(われ思う)」――古来より魅力的なコンセプトの着想者が、多くの読者(客)を獲得したわけです。広告も哲学も、客(読者)を一定の方向へ動かすために、それぞれ独自のコンセプトを構想してきました。よきコンセプトは、多くの客をつかむことができる――そう、哲学と広告は、一見したところ正反対の活動のようでありながら、むしろ大いなる共通性があることに気がつきます。
テクノロジーの飛躍的な発展によって、いま人間を取り巻く環境が大きく変化しています。今までの常識や考え方が有効性を失うなかで、これから私たちはどう考え、生きていけばいいのか。社会生活やビジネスのなかでテクノロジーにどう向かい合い、いかにして新たなコンセプトを構築していけばいいのか。そういう意味で、本書の議論は単に哲学や広告だけの問題ではなく、ビジネスに携わっているすべての人々、さらには同時代の人々全体にかかわってきます。
時代が突きつけてくる課題に立ち向かい、現代世界をトータルにとらえるにはどうしたらいいのか。これを模索するために、本書は生まれました。(本文より要約抜粋)
内容説明
世界の見え方が変わる、新しい対話篇が誕生。「時代が突きつけてくる課題に立ち向かい、現代世界をトータルにとらえるにはどうしたらいいのか。これを模索するために、本書は生まれました」さあ、ページをめくって、ほんとうの「哲学」をめぐる物語の旅へ出発しよう。
目次
プロローグ―ある訪問
1 まず、誤解を解いておきましょう
2 いま、こんなことが起きています
3 哲学についておさらいしましょう
4 広告の問いは、興味深いです
5 哲学の大事なことを話します
ある夕暮れ 次なる世界が見えますね
著者等紹介
岡本裕一朗[オカモトユウイチロウ]
1954年福岡県生まれ。玉川大学文学部名誉教授。九州大学大学院文学研究科哲学・倫理学専攻修了。博士(文学)。九州大学助手、玉川大学文学部教授を経て、2019年より現職。西洋の近現代哲学を専門とするが興味関心は幅広く、哲学とテクノロジーの領域横断的な研究をしている
深谷信介[フカヤシンスケ]
1963年石川県生まれ。(株)博報堂博報堂ブランド・イノベーションデザイン副代表、スマート×都市デザイン研究所所長。名古屋大学未来社会創造機構客員准教授、富山市政策参与他。慶應義塾大学文学部人間関係学科卒業、東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻修了。博報堂では、事業戦略・新商品開発などのマーケティング/コンサルティング業務・クリエイティブ業務やプラットフォーム型ビジネス開発に携わり、都市やまちのイノベーションに関しても研究・実践をおこなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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