孤絶―家族内事件

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孤絶―家族内事件

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  • サイズ 46判/ページ数 237p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120052231
  • NDC分類 368.6
  • Cコード C0036

出版社内容情報

「なぜ、助けを求められなかったのか?」介護殺人、ひきこもり、児童虐待、孤立死……問題を内に抱え込んでしまった家族に起きた悲劇。いつ誰の身に起きるとも限らない事件の背景に迫る。





目次


第1部 介護の果て


第2部 親の苦悩


第3部 幼い犠牲


第4部 気づかれぬ死


第5部 海外の現場から

内容説明

介護殺人、ひきこもり、児童虐待、孤立死―周囲から孤立した家族の中で起きた悲劇。事件の背景には、限界まで追い込まれた当事者の苦悩があった。

目次

第1部 介護の果て(認知症の妻と7年…限界に;「疲れました」―承諾殺人 ほか)
第2部 親の苦悩(長男の心の病の悪化に絶望して;助けを求めても、たらい回しに ほか)
第3部 幼い犠牲(続く虐待死、「保護すべきか」児相の葛藤;孤立の果てに、3歳児虐待死 ほか)
第4部 気づかれぬ死(孤立死―廃業で生きがいを失い;老老介護、SOSが届かず共倒れ ほか)
第5部 海外の現場から(放置された虐待SOS―アメリカ(1)
里親からも虐待―アメリカ(2) ほか)

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

223
読売新聞社会部の掲載『家族内事件』第1部から第5部まで介護・ひきこもり・虐待・孤立死・海外ではーその根底にある当事者の苦悩・・苦しい苦しい読書だった。我が子が引きこもりだったらとか、自分たち夫婦に介護が必要になったらとか、自分一人になったら孤立死でも良いのだけれどとか、独居の母の介護度が進んだらとか・・それは私の問題でもあるのだと。孤も絶も心寒い字面で先の不安を煽るようだ。今、丁度、船戸結愛ちゃんの事件の裁判が始まっている。亡くなった幼子は還らない・・2019/10/07

ゆみねこ

98
家庭内で起こった悲惨な事件。介護・引きこもり・児童虐待・孤立死、助けを求めよと言うことは簡単だけど、当事者にはそれぞれの事情もある。いつ自分が当事者になるかもしれない。自分は子供たちや夫に苦労はかけたくないと思って読了。2019/10/08

ゆみきーにゃ

84
《図書館》読友さんの感想を読み気になったので借りてみました。タイトルから連想されるように重い。海外の取り組みも載っており色々考えさせられた。介護にしても孤独死にしてもいつかは自分が経験するかもしれない。2019/10/29

うどん

83
これから先、もっとこのような事件が多くなりそうな...。そうならないような社会にしてほしいと切に思います。2019/12/14

ナミのママ

73
『孤絶』なんとも嫌なタイトルです。孤立した家庭内での殺人や心中事件。読売新聞に連載されていたものをまとめたノンフィクションです。介護・引きこもり・児童虐待・孤立死・海外現場の5章になっています。記憶にある事件もあります。殺人や殺人未遂は罪だけれど「だったらどうしたら良かったのか」。決して何もしなかった人ばかりではない、SOSを出しても繋がらなかった人、金銭的に断念した人。感情が入らないノンフィクションだけにせつなさがつのります。2019/09/21

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