不穏なフロンティアの大戦略 - 辺境をめぐる攻防と地政学的考察

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  • サイズ 46判/ページ数 289p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120052149
  • NDC分類 319.53
  • Cコード C0031

出版社内容情報

アメリカ同盟システムは存続できるのか?辺境地域における中国、ロシア、イランの「探り(プロービング)」を阻止できないアメリカ同盟システムの弱体化を指摘、地政学の観点から日本をはじめとするフロンティア地域の同盟国との連携強化を提言

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hiroo Shimoda

12
現状変更国(中国やロシア)の「探り」の狙いと、それに対して米国が取るべき戦略、同盟国(日本)の位置付けの解説。それぞれの国の動きの背景にある考え方の一端を知ることが出来る。2020/01/30

バルジ

4
完全にアメリカ視点からの戦略論。しかしそうしたアメリカ視点である本書の白眉は現状変更国における「探り」を定義しアメリカとその同盟国へ与える影響までを詳細に論じている点であろう。国境での小競り合いや係争海域での”民間船”の暗躍等低コストかつ低リスクの「探り」は同盟国のアメリカへの「信憑性」を徐々に低下させ同盟を弱体化させる。この「探り」に対するアメリカの対応への低減は明快で、同盟国への安心供与による信憑性の回復による同盟の強化、ひいては防衛力強化支援となる。日本の安全保障政策を考える上で必読と言えよう。2020/11/09

Tetsuya Noguchi

1
古典的地政学の概念も応用しながら、ロシア、中国、イランというユーラシア大陸のハートランドに位置する国が、その外に向かって現状変更を行う場所がリムランド。リムランドには、アメリカの同盟国がいるが、アメリカからは距離が離れており、それらの国々に対してアメリカとの同盟関係を試し、低強度のちょっかいを行い、アメリカとの同盟関係を不安定させようとする。その行動を「プロービング」と名付け、その行動原理を国際政治史を駆使しながら理論化しているのがこの本の独自性。アメリカにとってその同盟網を守る事の重要性を訴えている。2019/09/18

破綻国家マニア

0
地政学本は内容似通ってるが、ついつい買って読んでしまう2022/01/04

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