出版社内容情報
小乗仏教の急進派・トロイローキヤム教団にさらわれてしまった厩戸御子。厩戸の仏陀として覚醒した能力を使い、ムレーエサール侯爵ら商人連合の拠点タームラリプティの港を襲う教団のイタカ長老たち! 虎杖、柚蔓、侯爵たちは、御子奪還に向かう!
一方、倭国では敏達天皇が崩御し、御子の父・用明天皇が即位。蘇我馬子と物部守屋は、御子の帰国を心待ちにしていた。そして二人の関係も、厩戸帰国を巡り変化しはじめていた……。
仏陀として覚醒した厩戸御子の旅もいよいよクライマックスを迎える!
書き下ろし歴史巨篇ついに完結!
内容説明
インドの大地で生きながら流転輪廻を経験し、仏陀に覚醒した厩戸御子。もはやこの地に留まる理由はないと、帰国を決意する。その矢先、仏教の急進的一派・トライローキヤム教団の托鉢僧カウストゥバと再会、誘拐されてしまった。教団の長・イタカ長老は、御子の強大な霊力を利用した巨大兵器で、大都市タームラリプティを攻撃し、支配するつもりなのだ。一方、倭国では、敏達天皇が崩御。御子の父で、仏教導入に寛容な用明天皇が即位し、蘇我馬子、物部守屋の対決の時も近づいていた。厩戸御子は、無事に帰国し、はたして倭国にどのような変革をもたらすのか!?歴史伝奇巨篇、堂々の完結。
著者等紹介
荒山徹[アラヤマトオル]
1961年富山県高岡市生まれ。上智大学卒業後、新聞社に入社、出版社勤務を経て、1999年『高麗秘帖 朝鮮出兵異聞 李舜臣将軍を暗殺せよ』で作家デビュー。第2回舟橋聖一文学賞を『柳生大戦争』(08年)で受賞。『白村江』(16年)で、17年に「第6回歴史時代作家クラブ賞」で作品賞を受賞、「2017年週刊朝日歴史・時代小説ベスト10」で1位(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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