出版社内容情報
35歳で死の床で『レクイエム』を作曲していたモーツァルト、十番目の交響曲に着手するものの未完のまま56年の生涯を終えたベートーヴェン……。大作曲家の最後の一年はさまざまだが、ドビュッシーはどうしていたか。
没後100年。「終活」を迎えたドビュッシーの最晩年の姿を追い、そこに凝縮された、作曲家の真実の姿をさぐる。
青柳いづみこ[アオヤギイヅミコ]
著・文・その他
内容説明
没後100年。55歳で生涯を閉じた作曲家の「終活」を追う。最晩年に凝縮された真実の姿とは?演奏・解釈・研究の第一人者による最新のドビュッシー論。
目次
ドビュッシー最後の一年(一九一七年までのドビュッシー;石炭が欲しい!;終わりたがらないヴァイオリン・ソナタ;一九一七年五月五日;六人組とのすれ違い;パラードとペトルーシュカ;バスクの避暑地はピアニストだらけ;本当に最後のコンサート;シェイクスピアへの偏愛;アッシャー家の崩壊;アンドレ・カプレ ほか)
ヴィクトル・セガレンとドビュッシー―沈黙の音楽をめぐって
著者等紹介
青柳いづみこ[アオヤギイズミコ]
ピアニスト・文筆家。安川加壽子、ピエール・バルビゼの両氏に師事。フランス国立マルセイユ音楽院首席卒業。東京藝術大学大学院博士課程修了。1989年、論文「ドビュッシーと世紀末の美学」により、フランス音楽の分野で初の学術博士号を受ける。90年、文化庁芸術祭賞受賞。演奏と執筆を両立させ、著書には『翼のはえた指 評伝安川加壽子』(吉田秀和賞)、『青柳瑞穂の生涯』(日本エッセイスト・クラブ賞)、『六本指のゴルトベルク』(講談社エッセイ賞)など。大阪音楽大学教授、日本ショパン協会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
旅するランナー
ジョンノレン
駄目男
Bartleby
忽那惟次郎8世