出版社内容情報
STAP細胞騒動で理研を退職してからの650日間。精神科入院、博士号剥奪、手記の執筆……死の淵をさまよった、孤独な闘いの記録。『婦人公論』好評連載に大幅加筆。
小保方 晴子[オボカタハルコ]
著・文・その他
内容説明
精神科入院、博士号剥奪、手記の執筆…理研退職からの650日間を綴る。STAP細胞騒動後、死の淵をさまよった孤独な闘いの記録。瀬戸内寂聴さんとの対談を再録(『婦人公論』掲載)。
目次
とにかくどこかへ―2014年12月・15年1月
無間地獄―2015年2月
行き場のない怒り―2015年3月
入院―2015年4月
告発状―2015年5月
壊れた記憶―2015年6月
屈辱の振り込み―2015年7月
博士論文不合格通知―2015年8月
手記の執筆―2015年9月
学位の取り消し―2015年10月〔ほか〕
著者等紹介
小保方晴子[オボカタハルコ]
千葉県生まれ。早稲田大学、同大学大学院、東京女子医科大学先端生命科学研究所、ハーバード大学医学大学院、理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(CDB)で研究に従事。2014年12月、理化学研究所を退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
78
興味深いのだけど10日目くらいから読むのが面倒くさくなった。2018/09/02
うっちー
51
マスコミもどうかと思いますが、この日記出版する必要があるのか疑問です。2018/10/26
ネコタ
47
読んでいて重くとても辛かった。理研を退職した後の辛く悲しい日々が綴られている。毎日感じている恐怖、苦しみ、焦りといった負の感情に押しつぶされながらやっと生きている。日記の最後に会った人が「よく生きていてくれた」と言った。本当にその通りだと思った。瀬戸内寂聴さんに会って対談できたことはきっと前に進むきっかけができたんだとも思った。登場人物にあだ名をつけているがなかなかセンスがいいと思った。2018/09/13
それいゆ
47
前作の「あの日」も、この日記も、小保方さんには文才があるのでしょうか?瀬戸内寂聴さんは、それを見抜いて激励しているのでしょうか?これは何かを創作する力なんでしょうか?STAP細胞ももちろん創作だったわけですが、あの時の記者発表会見はすごかった!大学の論文、Natureの論文、その不適切な研究内容を誰も指摘できず、指導教官たちは誰も彼女に適切な指導ができなかった。小保方さんの責任は重いけれど、取り巻く人たちの責任はもっと重く、結局彼女を被害者にして今なお苦しめているということなのでしょう!2018/04/26
みつにゃん
34
たまたまネットに出てきて興味を持って手に取った。生きていてよかった…。それだけ。読むのが辛かったけど、前を向きはじめることを願い信じながらなんとか読み切った感じ。2022/08/23