素子の碁―サルスベリがとまらない

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  • サイズ B6判/ページ数 304p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120050633
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

新しいことはいくつからでも始められる――。

『ヒカルの碁』を読んで、囲碁に興味を持ち、ゲームボーイで囲碁を始めた著者。機械相手の対局に限界を感じ、囲碁を打てる友人を探しだし、ついには夫婦で囲碁教室へ。子どもなら直感的に理解できるさまざまな定石に頭を悩ませ、囲碁用語に翻弄されつつ、少しずつ上達していく日々を生き生きと描くエッセイ集。囲碁を始めたばかりの自分に教えてあげたかった「初心者の躓きポイント」をわかりやすく解説するコラムも満載。囲碁に興味のある人も、ない人もじっくり楽しめるエッセイ集。

新井 素子[アライモトコ]
著・文・その他

内容説明

40歳を過ぎて夫婦で始めた囲碁。教室に通い、友人ができ、夫が初段に。弱い私がエッセイを書いてみました。

目次

八人の初心者
初心者の棋譜並べ
初心者の詰碁
夫婦で囲碁
五人の級位者
聞き違い
初めての囲碁教室
お友達
囲碁大会
先生も大変
ペア碁
囲碁合宿
同好会
旅先の囲碁
おじいちゃんの碁盤
級位者からみた初心者
家庭内平和を目指して
雑談・棋士のサイン
強くなってる…?
十段戦見学記
旦那が初段になるまで
子供って凄い
文人碁会
お話の中の囲碁
こんな筈じゃなかたのに
ネガティヴ・パワー
サルスベリをとめさせて
サルスベリがとまらない!

著者等紹介

新井素子[アライモトコ]
1960年東京生まれ。立教大学独文科卒業。高校時代に書いた『あたしの中の…』が第一回奇想天外SF新人賞佳作を受賞し、デビュー。1981年『グリーン・レクイエム』で、82年『チグリスとユーフラテス』で日本SF大賞を受賞した。日本棋院の「囲碁大使」を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

85
日本棋院の「週刊碁」に連載されたもの。囲碁も将棋もどちらもやらないけれどさあどっちをやると言われたら碁にします。白と黒の碁石をかわりばんこに打って陣取りをする。たったそれだけのルールに惹かれる。でも実際は奥が深すぎるように思える。この本取っつきやすいようでそうではなかった。著者はもうかなり出来るレベルだった。まったくゼロから始めて書いた本ではなかった。石を打つことは出来ても定石が理解できない。やはり囲碁のセンスはゼロなのだろう。小学生向けの囲碁の本を借りてきます。図書館本2019/06/02

kokada_jnet

77
2006年から2008年に「週刊碁」に連載の、夫と二人で囲碁を始めた体験を描くエッセイ。「週刊碁」で読んでいた。なぜか10年後の2018年に単行本化。初級者・級位者ならでの悩みを、色々と書いていてユニーク。若手棋士たちが色紙に筆ペンで書く文字が、達筆なのを不思議がっているが。人気棋士は習字の練習が必須なのです。あと、ジェフリー・ディーバーのミステリ『石の猿』で、天才的頭脳の主人公リンカーン・ライムが、知り合った中国人に一度ルールを教えてもらっただけで、すぐ互角に対局しているのが、不自然という指摘あり。2023/02/12

ダージリン

46
お正月に囲碁を楽しそうに打っている素子さんをテレビで見て、このエッセイを読んでみることにしました。私もヒカルの碁で囲碁に憧れたことはありますが、自分が理解できる気がしませんでした(笑)。この本でも囲碁部分に関してわからなくても、素子さんが全くの初心者の気持ちを代弁してくれ、苦労話、上達する醍醐味など語ってくれるので、とても面白く読めました。囲碁に憧れる気持ちはないわけではないけれど、それなりに時間をかけて取り組む覚悟がなければ容易に手を出せないことがわかりました~すみません(笑)。2019/01/22

kazi

29
囲碁の総本山である日本棋院が発行する「週刊碁」に連載された囲碁エッセイを書籍化したものです。40代を過ぎてからヒカルの碁に影響されて囲碁を始めた著者が、初心者時代に感じた事を面白おかしく綴ったものです。“定跡が覚えられない”“用語がわからない”“棋譜並べで石がズレる”。あるあるですね。私も下手の横好きなので、その気持ちは非常に良く分かります(^▽^;)。現在の囲碁界に必要なのは、このような低級者側からの視点だと感じました。それにしても、夫婦で囲碁好きなんて本当に羨ましいな。以上、レビュー終わり!2020/12/30

はなん

27
ああああ、面白かった!!ヒカ碁アニメ→マンガ→ゲームボーイで囲碁をかじった私にとって、出だしからもう「あるある!!」状態連発で。素子さんの書く文章そのまんまの状態を身をもって経験してるんで爆笑から苦笑いまでほんっと楽しかった!残念ながら私はゲームから先に進まず、だから「どこで終わってるのかさっぱりわからない」から進歩ないのですが、トーク&サイン会で「生身の人と打つといいんです。」と言われたこと。いつか実行できるかなぁ。専門的な世界をこれだけ楽しく分かりやすく親しみ深く表現できる。さすがです見事です!→2018/06/21

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