画家たちの昭和―私の画壇交流記

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  • サイズ B6判/ページ数 347p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120050565
  • NDC分類 723.1
  • Cコード C0070

出版社内容情報

幼い頃、父親に連れられて見た上野の美術展。そのとき衝撃を受けた藤田嗣治の作品。戦後、不足する絵の具をかき集めて描いたこと。松本竣介、麻生三郎、鶴岡政男、小山田二郎ら画家たちとの交流。岡鹿之助からの激励。空前の絵画ブームとその顛末。武蔵野美術大学教員時代のこと。何をどう描いていくかということ……。

『青い絵具の匂い――松本竣介と私』(中公文庫)の著者が、自身の体験を通して綴った、戦後昭和の日本洋画壇回想記。カラー口絵8頁収録。

◆本書は、2017年3月に逝去した著者・中野淳による遺稿と各紙誌に発表してきたエッセイをまとめて、一周忌にあわせて刊行するものです。画家であり武蔵野美術大学で教鞭もとっていた著者は、戦時下から半世紀以上、多くの画家たちと交流してきました。同世代人が次々と逝くなかで、昭和画壇の生き証人・語り部であったとも言えます。なかでも若い頃に深い交流のあった松本竣介、永きにわたり恩顧を受けた麻生三郎、個展で目をかけられた岡鹿之助、異才・小山田二郎のことなど、自身が見聞きした貴重な証言が含まれます。(編集部より)

中野 淳[ナカノジュン]
著・文・その他

内容説明

松本竣介、麻生三郎、鶴岡政男、小山田二郎…仲間たちとすごした熱い日々。熱く描いた人々の肖像。

目次

1 画家たちの昭和(画家への道;父と日本画、岡鹿之助展;開戦、戦争画 ほか)
2 交遊記・旅行記(岡鹿之助の手紙;ふたりの画家の回想―鶴岡政男と松本竣介;松本竣介の死 ほか)
3 絵とその周辺(自画像;亜熱帯の真実―メキシコ美術展をみて(アンケート)
風景画を描く ほか)

著者等紹介

中野淳[ナカノジュン]
1925(大正14)年東京府生まれ。洋画家。武蔵野美術大学名誉教授。自由美術家協会会員、主体美術協会創立会員を経て94(平成6)年同志と新作家美術会(現新作家美術協会)を結成し、以後毎回出品。94年小山敬三美術賞受賞。2017年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

3
ふむ2022/10/25

かばんもち

0
藤田嗣治、松本竣介、中野淳。この繋がりが面白い。『青い絵の具と私』を読んでの前提。チョ ヤンギュに興味が湧いてきました。2021/01/28

すかいふらわぁ

0
中野淳という、戦中戦後を生きた画家がいた。2017年91歳で没。太平洋戦争末期から直後にかけて、松本竣介というわたしの大好きな夭折の画家と親交があって、そのことを、書いたことしか、知らなかったし、絵もよく見た事はなかった。この本は戦中戦後の画壇画家の生活、交流、自作について、旅についての生前に書いたエッセイがまとめられている。絵もいい。なぜ、前の本の時に注目しなかったか、後悔しきり。よく、長生きして、画業とこれだけの思い出の語り部になってくれたと、感謝したい。2020/03/30

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